キャリアVol.510

ホリエモン×西原理恵子「イケてる不良は、無職のバカ。働く女は賢く生きなさい」

お客さまに振り回されるストレス、毎月数字を追うプレッシャー……辛い仕事にふと「営業なんて辞めちゃいたい」、「いっそのこと結婚して、仕事辞めようかな」と考えたことのある女性は多いだろう。特に営業職に従事する9割の女性は、10年以内に営業を辞めてしまうというデータも出ている。(『新世代エイジョカレッジ・サミット』のデータより抜粋)

そんな悩める営業女子に、「女の子は絶対にキャリアを捨てないで」と語る漫画家の西原理恵子さんの提言を伝えたい。

2018年2月3日に開催された「ホリエモン万博」内の講演、西原理恵子さんと、“ホリエモン”こと堀江貴文さんの対談の一部を紹介しよう。

「女子は自分のキャリアに自覚を持ちなさい」
西原理恵子が“嫌というほど失敗”してきたから言えること

著書『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA社)がベストセラーになった西原理恵子さん。本書に込めたのは、彼女が数々の失敗から学んだシンプルな教訓だ。

漫画家の西原理恵子さん
漫画家の西原理恵子さん

「女の子が『私の人生、どうにかなるんじゃないか』って絶対に思わないで、というメッセージを込めました。もともとは私の娘に、これから社会に出て生きていく上で気を付けてほしいことを教えたくて。娘は今反抗期なので何を言っても聞く耳を持たないから、嫌と言うほど人生に失敗してきた母がどうやって這い上がってきたのかを本で伝えています」(西原)

横で話を聞く堀江貴文さんが「本当に、よくここまで這い上ってきましたよね……」と感心するほど、西原さんの人生は壮絶だ。高校を退学処分、父親が借金を抱え自殺、大学時代は水商売のアルバイトで生活を支えた。後に結婚するも、夫のアルコール依存症やDVで苦しんだ過去を持つ。

そんな波乱万丈の人生を送ってきた西原さんは、「女の子は絶対に無職で子どもを産まないで、ちゃんとキャリアを積んで」と警鐘を鳴らす。

「世界中の貧困層って、ほとんどが母子家庭なんですよ。養育費を貰えばいいじゃないって思うかもしれないけど、養育費も払えないような腐れ男だって気が付いたときには既に赤ちゃんがいたってケースがとても多くて。小さい子どもを抱えて働けない、なんてなったら地獄ですからね。だから絶対に、事前にセーフティネットを張っておくことが必要。女の子はその自覚を持って、必ず仕事をしてキャリアを積んでほしいんです」(西原)

女性のセーフティネットには、「暴力から自分を守ること」も含まれると続ける。

「女性は男性からの暴力を受けたときに、我慢してしまう人がすっごく多いんですよ。私なんて典型的な例で、仕事と育児と家事と……って目まぐるしくしている時に罵声を浴びせられていました。人間ってビックリし過ぎたら、腰を抜かして動けなくなっちゃうんです。私の時代はネットもなかったから、我慢しなくていいんだって気付いて動くまで6年かかった。今なら暴力だったって分かるけど『お前のためを思って言ってるんだ』とか言われたら動けないんですよね。でもある時ふと思ったんです、この人殺したいなって。でも家が血まみれになるのは嫌だから、外で死んでもらおうと思ってやっと離婚できました!」(西原)

「DVする人って外面が良いから、本当に分からないんだよね。僕の友達の女性も21歳くらいで結婚して、DVが原因で窓から飛び降りてしまいました」(堀江)

実業家の堀江貴文さん・ホリエモン
実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)

「ではどうすればいいかというと、先に知っておくことしかできないんです。暴力を受けている真っ最中は、周りがすぐに助けてあげられないから。暴力をふるったり家族を中傷したりされたら、我慢しなくていい。あなたはそんなことをされてもいい人じゃない、というのを事前に知識として持っておくしかないんですよね」(西原)

DVに限らず、無理な我慢を強いられたり、他人に傷付けられることはあってはならない。それを自分で知っておくことが、自分を守る唯一の術なのだ。

女性がきちんと仕事をして、子どもを育てたかったら人生のタイムキーパーが必要

「あとは、女の子がきちんと仕事をして子供も育てたかったら、人生のタイムキーパーが必要ですね。30歳を過ぎたら子どもができづらくなるとか、その時に不妊治療がいくらかかるかとか、意外と知らないじゃない? そういうタイムリミットやリスクに関する知識がない女性がとっても多いんですよ。女性と年齢は切り離せないから、ちゃんと自分でタイムキーパーをしてほしい。

女性が出産を経て貧困に落ちたらなかなか助からないから、そうならないために責任感を持って計画的に。子どもを貧困と嘘の中で育てるって、一番やってはいけないことだと思うんですよね。あとは、“ハズレ男”をしっかり捨ててね」(西原)

「いい男を選ぶこと……。でもモテる不良とかって、かっこよく見えてきちゃうんですよね」(堀江)

「私も若い頃は、シンナーとか吸っちゃってる不良の男がカッコイイと思っていたんですよ。でも今なら、『地域1のイケてる不良』と書いて、『地域1の無職のバカ』って読んでほしいですね。男だったら40歳でも50歳でもやり直せるけど、女の子で子どもを産みたいなら気を付けて。キャリアを積んでちゃんと仕事を持っていれば、『はい、やり直し!』って人生いつでも、いくらでもやり直しができるから」(西原)

“若気の至り”は誰しもあるもの。だが「仕事が辛い!」と感情的に仕事から逃げて自ら貧困層に落ちてしまえば、そこから這い上がることは難しい。西原さんの壮絶な人生がそれを教えてくれる。本当にキャリアを手放していいのか、そこで自分の人生を生きる覚悟はあるのか。自分の中のタイムキーパーと相談しながら、これからの生き方について考えてみたい。

取材・文・撮影/大室倫子(編集部)

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