キャリア Vol.792

【前田裕二×堀江裕介】が最終面接で必ずする質問を明かす!“弱み”を隠す人に内定は出ない……?

教育改革実践家の藤原和博さんが、経営のプロフェッショナルをゲストに迎え、「働く力」について考えるtypeの動画コンテンツ「10年後、君に仕事はあるのか?」。

今回のゲストは、“夢を叶える”ライブ配信プラットフォーム『SHOWROOM』を運営する前田裕二さんと、レシピ動画サービス『クラシル』を運営するdely株式会社取締役の堀江裕介さん。

本記事では、急成長を遂げている企業のトップである2人が「一緒に働きたい」と思うのはどんな人なのか、面接時に確認しているポイントを教えてもらった。

※この記事は「typeオリジナル キャリア動画」を一部編集の上、テキスト化したものです。

前田裕二
SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田裕二さん
1987年生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、UBS証券会社に入社し、11年にUBS Securities LLC(ニューヨーク勤務)へ異動。13年、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。”夢を叶える”ライブ配信プラットフォーム『SHOWROOM(ショールーム)』を立ち上げ、15年に当該事業をスピンオフさせSHOWROOM株式会社を設立。ソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受けて合弁会社化。著書に『人生の勝算』(幻冬舎)『メモの魔力』(幻冬舎)がある

dely株式会社 代表取締役CEO 堀江裕介さん
1992年生まれ。2014年4月、慶應義塾大学在学中にdely株式会社を設立。フードデリバリーサービス、キュレーションメディアを立ち上げるが、撤退。2度の事業転換を経て、16年2月よりレシピ動画サービス『クラシル』を運営。17年8月にはレシピ動画本数が世界一に、12月にはアプリが1000万DLを超えるなど、クラシルを日本最大のレシピ動画サービスに成長させる。17年、Forbesによる「アジアを代表する30才未満の30人」に、メディア・マーケティング・広告部門で唯一の日本人として選出

自分の弱さを認めることが、自己成長の第一歩

藤原

前半の記事では、ビジネスにおいて「共感する力」の重要性と、それを前田さんがどうやって磨いているのかが分かりました。一方で堀江さんの方は、「人が今、何をどう考えているか」が分かる能力に長けているなと僕は思うんですけど、いかがですか。

堀江

たしかに僕はそういうところがありますね。表情を見たら「この人1カ月以内に会社辞めるな」とか、分かります。

藤原

ビビッっときちゃうってこと? でも、生まれつきそういう能力を持っていたわけではないですよね?

堀江

これもメタ認知と同じ感じで、相手をよく観察しているんですよ。他人を見た上で、「この人の心を動かすにはどうすればいいのか?」ということをいつも考えています。

藤原

なるほどね。

堀江

この力も後天的に身に付けたものなんですよ。僕は生まれながらにしてものすごい才能があったというわけではなかったので、弱いからこそ「人の心を動かす力」を身に付けようと思いました。

藤原

というと?

堀江

例えば、僕より強い起業家がいたら普通に戦っても負けてしまう。でも、唯一“孫正義さんの心を掴んで資金をもらう”みたいなものがゲームチェンジの切り札だとしたら、それは感情で動かせることですよね。
自分の力が弱くて勝てないことでも、他者を口説く「人の心を動かす力」があれば、どうにか状況を変えることができるだろうって。そういう場面が今まで、部活でもビジネスでもたくさんあったんです。

前田

これはすごくいい話。全ては自分の弱さを認めることから始まるんだと。多くの人は、夢や目標を立てたとしても、現状を正しく分析できないゆえに、ゴールに向けての適切な努力の方法が編み出せないもの。でも堀江君は、自分の弱さも踏まえて現在地点を冷静に見つめているから強くなれたんでしょうね。
多分、そうやって合理的に考えた結果「人の心を動かす力」を高めるのが一番近道だ、という風に考えてやったんだと思います。

delyとSHOWROOMが最終面接で「弱み」について深掘る理由

藤原

これから転職しようとする人なら普通は自分の強みを一生懸命分析して、無理にでもそれを固めてアピールしようとしますよね。
だけど今の話だと、自分の弱さや過去の挫折、コンプレックスなどの“マイナスモード”の部分を磨いておいたほうが、戦略的な手が打てるということですか?

前田

そうですね。僕が面接で必ず聞く質問はまさにこの部分です。

堀江

僕も同じです。

藤原

ちょっとそれ、すごい情報! 前田さん、堀江さんが最終面接をする時に聞く質問ってことですよね? どんな風に聞くんですか?

前田

「自分の弱点ってなんだと思いますか」って。だからあまり強みを聞かれないなって思うかもしれないですね。それで「がんばりすぎてしまうところです」とかって、強みを変換しちゃう人が多い印象です。

堀江

よく面接本に書いてあるテクニック的なやつですよね。

前田

そう。その後に「がんばりすぎちゃうということは、ハードワークってことですよね。それって強みじゃないんですか?」って聞くと、「いや、これで体壊してしまうかもしれないし……」みたいな。「この人は本心で話していないのかもな?」と思ってしまいます。

堀江

僕も全く同じですね。

藤原

堀江さんはどんな風に聞くんですか?

堀江

同じように「弱みはなんですか」とか、あとは「今の自分を動かす原動力になっている、嫌だった体験はありますか」って聞きます。自分にとって嫌だったこととかコンプレックスって、それが原動力になって人格が形成されていると思うので。

藤原

なるほど!

堀江

これを素直に言える人は、僕が「飲みにいけるな」って思える人なんですよ。
うちの採用基準で唯一、面接担当者たちに言っているのが、「自分がワクワクしながら飲みにいける人を採れ」ということ。それが僕にとっては、自分の弱みをさらけ出せる人なんですよね。
だから、弱みを強みに変えて自分を良く見せようとする人は採用しないというのは、delyも同じです。

藤原

それで言うとリクルートでも、過去の失敗とか挫折を面白おかしく話せる人を、ある時期ずっと採用していたんですよ。そういう人って、2つの力を持っているんですよね。一つはその困難を乗り越えた力。もう一つは、それを楽しく話せるコミュニケーション能力。

前田

僕らの中で“面接で聞く質問が一緒”って言う共通点が見つかりましたね。面白い。

藤原

これから転職を考えている人たちには、是非自分の弱みを隠さず伝えてもらいたいですね。

本記事の動画はこちら

企画・撮影協力/(株)ビジネス・ブレークスルー

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