キャリア Vol.961

新卒1年目の転職決断。損保営業からインフルエンサーマーケターへの転身導いた“就職後の自己分析”

就活を経て入社した会社が、何だか自分に合わない気がする。それでも「せっかく新卒入社した会社だし…」とモヤモヤを抱えながら働く若手は多いのでは?

今回インタビューを実施したAnyMind Japan株式会社の相田泰雅さんも、そんな若手ビジネスパーソンのうちの一人だった。

大学時代の就活では、「とりあえず」と大手企業の募集にのみエントリー。ネームバリューに魅かれ、老舗の損害保険会社へ新卒入社した。

しかし、入社後に自分の志向をしっかり見つめ直し、2017年に日本に進出したAnyMind Japanに転職。同社は、SNSなどで活躍するインフルエンサーなどの個人、メディア・ブランド運営企業向けに、商品企画・ものづくりからECサイトの構築・運用、マーケティングまで、あらゆるビジネスを支援するソフトウエアを開発・提供を行う新鋭企業だ。

相田さんはなぜ、会社規模も社風も真逆の世界に飛び込んだのか? そこには「自分の志向に気付かないまま就職してしまった」若手ビジネスパーソンの背中を推してくれるようなストーリーがあった。

AnyMind Japan株式会社 インフルエンサーマーケティング事業部 相田泰雅さん
AnyMind Japan株式会社 インフルエンサーマーケティング事業部 相田泰雅さん

就職後、改めて自己分析して分かった自分の志向

大学卒業後、誰もが知る大手損害保険会社に営業として入社した相田さん。現在のインフルエンサーマーケティングとは、かなりかけ離れた業界にも思えるが、そもそもファーストキャリアに損害保険会社を選んだのはなぜか?

「初めて就活した時は、名前を知っている企業にしか目がいっていませんでした。その頃は部活に熱中していたこともあり、『企業文化とか、よく分からないけれど、早く良い企業に入って就活を終わらせたい』という気持ちが強かったんです」

「自分のことも企業のことも、しっかり分析できていなかった」という相田さん。働き始めてしばらくしてから、その違和感に気付いた。

「社会人になって、自分は『結果を出したらしっかりと評価されたいし、そこにやりがいを感じられるタイプ』だと気付きました。でも大企業となると、どうしても年功序列の体質が残っているし、若手にチャンスが与えられること自体も多くありません。

この時、さらに深ぼって自分分析をしてみると、『これから拡大していく市場や伸びている市場で勝負したい』という気持ちがあることにも気付きました」

AnyMind Japan株式会社 インフルエンサーマーケティング事業部 相田泰雅さん

若いうちから裁量を持って、ワクワクしながら働きたい。その方が自分のビジネスパーソンとしての志向に合っているはず。自己分析を重ねた結果、入社して1年目の終わりには転職活動を始めていたという。

若くして活躍できて、これから拡大していく市場かどうかを軸に企業を選びました。その時に出会ったのが、AnyMind Japanです。当時はインフルエンサーマーケティング事業部が新設されたばかりで、4人目のメンバーを募集していました。

僕より2つ年上の人が事業立ち上げメンバーとして活躍していたことや、市場としても盛り上がっているSNS・インフルエンサーマーケティング事業の将来性にも魅力を感じました。ここでなら、自分の志向にも合っているし、これまで経験したことのない世界が待っているのでは、とワクワクしたんです」

「自分の仕事から利益が生まれた」ことを初めて実感

現在、相田さんは自社のインフルエンサーマーケティング用プラットフォームを、広告主や代理店向けに提案する企画営業を担っている。

扱う商材は、美容系から消費財、ときには商店街をまるごとPRすることもあり、InstagramやTwitter、YouTubeなど、施策に合わせた媒体を提案しているそうだ。転職してから1年3カ月、今の仕事に大きなやりがいを感じながら働いている。

「僕が転職してすぐの頃は、事業部がまだ立ち上げのタイミングだったので、決まった商材もなく、営業手法も決まっていませんでした。その中でひたすらテレアポで新規営業をしていて。損害保険会社に務めていた頃は、決まった商品を紹介することが多かったので、ものすごく新鮮で楽しかったですね」

AnyMind Japan株式会社 インフルエンサーマーケティング事業部 相田泰雅さん

「それに、実際にお客さまから案件を受注して、会社の数字になるのを見た時に『自分の仕事から利益が生まれた』ということを初めて実感できたのがうれしかったです」

金融業からインフルエンサーマーケティングの営業に、ギャップを感じることはなかったのか。そう尋ねると「むしろ日々進化している環境に身を置けることが楽しい」と笑顔で答えてくれた。

「インフルエンサーマーケティングって流行り廃りが激しいですから、毎日業界の動きを気にしたり、SNSなどを見てトレンドを意識的にキャッチアップするなど、自主的に勉強しなければいけないことは増えました。でも、それ自体が楽しいと感じていますし、特に大変さを感じることはありません」

キャリアを加速させるために「今は目の前のことを頑張りたい」

日々変化の激しい業界に身を置く相田さん。最後に今後のキャリアについて伺うと、新規事業の立ち上げや、海外で活躍することなどにも興味があると話してくれた。

「幅広い事業を持つ会社なので、ゆくゆくは新規事業に携われたらいいなと考えています。それに海外で働くチャンスもいつかは叶えたいですね。日本以外の市場も経験してみたいと考えています。

ただ、インフルエンサーマーケティング事業部は今まさに盛り上がりを見せている業界ですから、しばらくは目の前のことを頑張りたいと思います。成長している市場に身を置くことで、自分自身も成長できますから。AnyMind Japanは、若くても結果を出せば評価されるカルチャーなので、ここで結果を出してキャリアを加速させていきたいです」

AnyMind Japan株式会社 インフルエンサーマーケティング事業部 相田泰雅さん

「とりあえず大手企業」で就職を決めた学生時代。しかし入社後に自分としっかり向き合ったことで、自分が輝ける場所を見つけられた相田さん。

自己分析の重要性は、就活の時だけに留まらない。自身のキャリアにモヤモヤしている20代は、一度相田さんのようにじっくり自分と向き合ってみてはいかがだろうか。

取材・文/於ありさ 編集/大室倫子(編集部)

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