30代になるとキャリアはますます分からなくなる!? リリース記念アンケート企画「一生“一営業マン”として働きますか?」
営業の仕事に悩みが多くやりがいを感じない「20代」
だが一方で、こんな結果も出ている。【Q.3】「営業職という仕事にやりがいを感じていますか?」との問いに、20代で「感じる」と答えたのは4割弱に留まったが、30代では5割に増加。悩んでいる人も多い反面、経験を積んで仕事の楽しさや面白さを本当に実感できるようになるのが30代なのかも。
さらに【Q.4】「今の仕事の悩みは何ですか?」と聞いてみると、20代と30代では明確な違いが! 20代・30代ともに悩みの第1位は「給料が低い」だが、選んでいる割合は圧倒的に30代が多い。30代の悩みが給料一本なのに対し、20代では「労働時間が長い」「働く意義を感じない」「ノルマに対するプレッシャー」といった仕事内容そのものについての悩みが複数種類にわたって選ばれている。先ほど見た通り、30代になると営業の仕事にやりがいを感じる人が増えるので、残りの悩みは収入や労働時間などの働く環境だけになってくるのかもしれない。
この違いは、【Q.5】「自分のネクストキャリアを考えるとしたら、どのような進路を目指しますか?」への回答にも現れている。
20代で断トツなのは「営業職以外」。まだ仕事のやりがいを感じられない人が多いので、「いつかは営業以外の仕事に就きたい」と考えがちなのだろう。これが30代になると、「営業部門の管理職」「プレイングマネジャー」など、営業職の延長線上にあるキャリアを選ぶ人が増える。営業の仕事にやりがいを感じられるようになれば、こうした道へ進みたいと考えるのも当然か。そういえば、【Q.2】の回答を見返すと、20代では「営業職を続けるのは、あと1年か2年」という回答が一定の割合を占めていたのに、30代になると「営業職を生涯続けたい」という回答が多くなっている。
……ん? ちょっと待てよ!? 【Q.1】【Q.2】では、30代のほうが「営業を続けたいか分からない」という人は多かったはず。しかし一方で、営業職にやりがいを感じ、営業で培った経験やスキルを生かしてネクストキャリアへ進みたいという人も多いというこの矛盾。一体何がどうなっているのか。
次のページ:キャリアについて考えるタイミングは30代では遅い?
RELATED POSTSあわせて読みたい
「明るいけど話が浅い人」と「ぼそぼそ話すけど物知りな人」、会社帰りに飲みに行くならどっち?
いかにも年収が高そうな見た目の営業マンの印象、憧れる? それとも、いやらしい?
「週刊少年誌」と「自己啓発本」、男性の通勤カバンの中に入っていたら好感度が低いのは?
「身近にいるフツーの同僚」と「社内で人気の同僚」、バレンタインにチョコをあげたいのはどっち?