汎用機やCOBOL言語が時代遅れだという考えは偏っていますね。現に、IBMをはじめとする大手企業でも、COBOL言語の有用性や発展性、Javaや新型ハードウエアとの連携の可能性に注目する潮流が見られます。ですから、やみくもに転職を急がずに、むしろ今の職場を「幸運」と捉え、金融(外為、預金etc……)、保険などの業務知識を知り尽くしたアプリケーションのスペシャリストになってみてはいかがでしょうか。思わぬところでそのスキルが活きて、転身のきっかけになるかもしれません。そもそも、OSや言語の違いはいわば「枝葉」の問題。幹となるのは、「システム自体への理解」なのですから。
(佐久間氏) |