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顧客から見ると、今まではベンダーの言うことを信用するしかなかった。しかし、同社は特定ベンダーに左右されない完全なベンダーフリーの立場にある。顧客にとっても、自社のプロダクトや予算のために高スペックなものを売り込まなければいけないというジレンマを抱えていた技術者にとっても、恵まれた環境だ。 |
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従来から顧客側はベンダーの言うことを妄信する傾向がある。たとえば「CPUのスペックを上げるべき」と言われても、同社が技術評価を行なうとCPUが原因でなく、ディスクI /Oがネックだった、などの評価が行える。テクノロジーサービス事業部は約60人だが、9割以上が技術者のスペシャリスト。技術の目利きが同社の強みだ。 |
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特定のベンダーや既存の製品に依存することなく、個々の顧客に対して各モジュールを調整し組み合わせることで最適解となるソリューションを提供する。いわゆるオーダーメイド型のソリューションだ。このようなサービスができるのも、同社が真の最適解を求めるエンジニア集団だからだ。 |
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経営とITの真の融合をテーマに、技術に立脚したコンサルティングを展開するフューチャーシステムコンサルティング。同社のなかでも、「技術の価値や可能性を探求し、お客様の未来価値を創る」をモットーにコンサルティングを手がけているのが平瀬正博氏率いるテクノロジーサービス事業部。
現在、同事業部では新しいサービスを推進中だ。
「ネットワーク、運用、セキュリティなどのインフラをトータルでお客様に提供するサービスを推進しています。従来はシステムコンサルティングというと、アプリケーションシステムに重点を置くのが通例でした。しかしどれだけアプリケーションが優れていても、インフラが悪ければお客様のビジネスにさまざまな不都合が生じる。利用する技術を見誤ったばかりに、ランニングコストが膨らみ収益を確保できない、運用が回らなくなる、などは、インフラに起因するトラブルであることが多いのです」
企業のインフラ導入に際してはこれまで、大手ベンダーが自社商品を提供するというのが主流だった。そのため、商品自体の特性が企業のニーズに適合しないケースもありうる。それが導入企業にとって過剰な投資コストや、必要以上のスペックを搭載したシステムの導入につながるといった弊害を招くことになるのだ。そうした現状を鑑みて、見落とされがちなインフラの重要性に同社は踏み込んだ形となる。
「我々は完全なベンダーフリーの立場から、当社が開発したコンポーネント(=部品)やフリーツール、市販製品などを組み合わせ、お客様のビジネスの制約を取り除くお手伝いをしています。こうしたセミオーダーメイドなインフラ構築をコンサルティングファームが手がけるのはまれですが、その重要性はもっと認められてしかるべきです。いままでベンダー側にいた人で、既存の製品を導入する形式のコンサルティングに違和感を感じていた人にとっては面白い職場だといえるかもしれませんね」 |