松下電器産業株式会社は2008年10月1日よりパナソニック株式会社へ社名変更いたしました。
| 各社が異業界からも積極的に人材を募集するなど、自動車業界の転職市場には多様な経歴の持ち主が混在している。そんななかでライバルたちに差をつけるには、応募書類の段階で的確なアピールをしなければならない。ここでは、出身メーカー別のPR法を教えよう。 |
途中採用ニーズは、市場規模の拡大にほぼ比例する――これが転職市場の定説だ。そこで、富士キメラ総研が発表した「2006 自動車部品マーケティング便覧」の市場規模推移(2005年実績?2011年予測)をもとに、今後5年間でもっとも市場の伸び率が高い分野を分析してみた。 注目の技術分野としては、ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池自動車などの次世代自動車を抜きに語れない。伸び率ランキングにおいても、トップ5のうちの4つが次世代自動車の構成部品で占められている。 なかでも注目はリチウムイオン二次電池。現在もっとも販売数量が多いのはニッケル水素二次電池で、トヨタ自動車と本田技研工業が製造するすべてのハイブリッド車に搭載されているが、富士キメラ総研の加藤良幸氏は、「いずれリチウムイオン二次電池が主流となる」と話す。 「性能面ではニッケル水素電池を凌駕しているリチウムイオン電池ですが、問題はコスト。しかし、量産化が可能になれば、コストはどんどん下がってくるものです」 自動車用二次電池の主力メーカーとしては、ニッケル水素電池のパナソニックEVエナジー、リチウムイオン電池の日立ビークルエナジーなどがあげられる。 ちなみに燃料電池に関しては、普及に値する製造コストを実現するまで8?10年はかかると見られている。今回の調査でも高圧水素タンクや燃料電池車用モータなど高い伸び率が予想されているが、いずれも開発や実証実験を目的にしたサンプル出荷などに限定される見通し。その他、伸び率の高い分野としては、駐車アシストシステムに使われているCMOSカメラがある。 「駐車アシストシステムが搭載されている自動車は、日本市場向けのみ。ただしボッシュも開発に乗り出しており、欧州車への搭載が08年ごろから立ち上がると予想されています」 現在のところ、駐車アシストシステムを供給しているのはアイシン精機だけである。しかし、デンソーや富士通テンなども開発に着手しており、数年後には自動操舵機能などを備えたシステムも立ち上がってくると考えられる。 |
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