人材コンサルタントが収入UPの分岐点を指南! 技術者を悩ませる「究極の二択」

人材コンサルタントが収入UPの分岐点を指南! 技術者を悩ませる「究極の二択」
 

CASE1

田辺清美さん(32歳・仮名)

SIerから自社でWebビジネスを手掛ける企業へ転職。転職時の年収は約100万円ダウン。企画職だが、技術的な専門スキルを蓄積中
SIerに在籍したままではWeb以外のプロジェクト担当になる可能性が高いので転職したが、年収がダウン。しかし、Webで必要な技術を把握しそれを極めることで、会社から高評価・高収入を得ることも可能です(竹田氏)

CASE2

後藤俊行氏(35歳・仮名)

3D-CADによる設計経験が豊富だったが、勤め先の家電メーカーの業績悪化で報酬は横ばい。派遣への転身で年収は約30万円アップ
たとえ本人に優れた技術、スキルがあっても「旬の技術ではない」、「業績が伸びない環境」という典型的なパターン。専門分野で得意な技術、スキルを活かすなら派遣や業務請負という働き方も重要な選択肢です(河辺氏)

CASE1

山田 剛氏(41歳・仮名)

大手から中堅SIerへ転職し、年収は大幅UP。プリセールス中心の業務に。スタッフの管理や配置、育成までがミッションになり苦戦中
ポジションアップ転職で年収は大幅UPしましたが、それまで未経験だった人や組織のマネジメントで苦戦することになりました。大手であれば管理職向けの教育・研修制度がありますが、中堅では教育・研修制度が充実していません(竹田氏)

CASE2

青田直樹氏(36歳・仮名)

技術一本で生きていくことを望んでいたが、会社からの要求でマネジメントポジションに。そこで才能が開花し、大きく年収UP
最近は大手だけでなく、中堅規模の企業でも個々のエンジニアの志向に沿ってキャリアアップができる専門職制度を設けているところが増えました。右肩上がりの昇給は望めなくても、意義のある選択肢の1つでは?(河辺氏)
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技術を追求していくスペシャリストか、会社が望むゼネラリストか──。エンジニアが直面するケースを4つ取り上げた。

「Web系のビジネスを手掛けている会社へ転職した田辺さんは年収がダウンしてもやりたい仕事を選び、山田氏はポジションも年収もワンランク上を目指しました。差になっているのは、転職後の業務範囲の難易度と満足度の違いですね」(竹田氏)

田辺さんは一時的に年収がダウンしたものの実力を発揮しながらキャリアアップしている。しかし山田氏の場合は未経験だった「人と組織のマネジメント」で悪戦苦闘する毎日だという。

一方、モノづくり系の場合は……。

「後藤氏は3D-CADという市場価値の高い技術がありながら在籍していた企業の業績が悪く、携わっていた技術領域も古いものだった。一方で、途中で進むべき道を見極めた青田氏のように、マネジメントコースを選んで、高年収という希望をかなえるという方法もあります」(河辺氏)

最近は、専門職でも管理職と同等の待遇を設定している会社もある。ただ、専門職制度があっても誰もが利用できるわけではない。一般的にどの企業も基準や条件は高く設定されている。企業によっては必要なキャリアや経験、取得資格などのハードルがあるので誰もが目指せるわけではないことを頭に入れておくことが重要だ。


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