初転職の平均活動期間は約2.1ヶ月!
転職活動で行うことは結構多い。求人など様々な情報を集め、選考を何社も受け、場合によっては退職交渉も必要となる。転職未経験だと、何をすれば良いのか分からず、調べたり迷ったりしている間にどんどんと時間だけが過ぎていくのはないか。そう予想していた「初めての転職活動期間」だが、実際には約2.1ヶ月と全く違う結果となった。
早速データを分析してみよう。右の図をご覧いただきたい。最も多いのは転職活動が2週間以内だったという人だ。どの時点を転職活動のスタートとするかは人によって変わってくるだろうが、それにしても驚くほど早い。おそらく2週間以内で転職した人の中には転職サイトや人材紹介などを利用してというよりも、人づてや引抜きなどで転職したケースが多いのではないかと推測できる。また「1ヶ月以内」で最初の転職活動を終えている人はなんと全体の約45%。およそ2人に1人は1ヶ月以内のスピード転職を成し遂げているのだ。
厳しい現実。5人に1人は3ヶ月以上の長期転職活動を経験
一方で、短期決戦に持ち込めなかったケースも多い。今回の調査では、約21%、5人に1人が最初の転職活動には3ヶ月以上の時間を費やしたと答えている。転職活動が長引くと、精神的にも体力的にも疲労が溜まることが多く、、離職中の場合は経済的な面でも不安が出てくるので、できることならあまり長引かせたくはないというのが人情だろう。とはいえ、スピードを重視するあまり、目先の求人に飛びついて後悔するようなことになっては本末転倒だ。特に昨今は不景気の煽りで企業の中途採用活動も沈滞気味なので、目当ての求人情報が見つからないケースも多い。チャンスがあれば果断に動くことも必要だが、活動期間が1ヶ月ほど延びることは承知の上で情報収集と求人の見極めをしっかりと行うことも大切なのではないだろうか。