2011年、損することなく年収アップ!「年収アップ」転職活動スケジュール

2011年こそは実現しよう!年収アップに向けて、転職計画 - 知らなきゃ損する!年収の裏側 vol.20

年収の裏側も20回目!
2011年最初のテーマは「年収アップ」を目指した転職活動スケジュール。
まだまだ不況の昨今、職種によっては転職者の半分以上が年収ダウンというデータもある。そこで編集部では、不況に負けることなく「年収アップ」を見据えて転職活動のスケジュールを立ててしまうことにした。
この流れに沿って転職活動をやりきれば、きっと年収アップする・・・はず?!

戦いはもう始まっている?!収入ロスを防ぐ「ボーナス後転職」を目指そう

やっぱり誰もがあこがれる年収アップ。そりゃ収入は少ないより多いに越したことはない。
その分責任や忙しさは増すだろうが、それでもやっぱり爪に火を灯すようにして生活はしたくないというものだ。
そこで今回は「転職」という形で年収アップを実現する計画を練ってみた。

「年収アップ」転職活動スケジュール

今回のポイントはずばり「ボーナス後転職」だ。

それぞれの職種・業種で差異があるのはもちろんだが、
ボーナスは年収において大きなシェアを占める存在。
企業によっては好況なときなら月給の4ヶ月分、5ヶ月分ということだってある。
転職するからとすっぱりと諦めるなんてできない。勿体無さ過ぎる!

というわけで、綿密にスケジュールを立てて、ロスなくもらえる転職を是非とも目指そう。
ちなみに調査によると、転職先を検討する際に「給与・賃金待遇」を重視する人はなんと95%近く。
仕事内容(93.7%)とともに、もっとも多くの人が重視していると応えている。
このことからも多くの人が年収アップに望みをかけて転職活動に赴いていることが窺える。

(データで見る転職事情より) ◆転職先検討基準

転職活動の前に仕事に励み、あわよくば履歴書に書ける実績を作ろう。

では、この冬ボーナスが支給された人達は一体いくら貰ったのだろうか?
夏よりアップしたと答えた人の割合も多く、気になるところだ。

「年収アップ」転職活動スケジュール

そもそも「年収を上げたい!」と思って上がるなら誰だって苦労はしない。
転職しようが残ろうが、収入アップには相応の結果や実績、あるいはスキルが求められる。
これは抗いようのない事実だ。

だから、もしあなたが職務経歴書で強くアピールできるような実績をもっていないならば、
転職活動前にまずは今の仕事で実績や結果を出すことも大切。
ボーナスをもらった後での転職を検討するのであれば、
1月2月から焦って無闇に転職活動するよりは、時期が来るまで今の仕事に打ち込んでみてはどうだろうか。
ボーナスもらって転職するまで。そう思えばきっと頑張れるし、
上手く行けば転職活動時にアピールできるような成果を出せるかもしれない。

ちなみに通常、内定を出した企業に入社を待ってもらうのは2ヶ月が限度。
というかボーナスもらいたいからと、そんなに待ってもらうのも忍びないし印象も良くない。
ということは、内定をもらうのは6月から7月にかけてが嬉しい。長期戦を覚悟するのならともかく、2月、3月からでは一般的にはちょっと「早すぎる」といったところだろう。

だからまずは仕事を頑張ろう。履歴書に書けるような実績や結果を出すことができれば、それは給与交渉の大きな武器になるし、何より自分自身の成長に繋がる。

ボーナス後転職に向けた転職活動は3月末?4月上旬の開始がベスト?!

さて、雌伏の期間を経たら、いよいよ転職活動を開始。
情報収集をし、自己分析をし、書類選考、面接…。転職活動は意外と時間がかかるもの。
とんとん拍子に1ヶ月未満で転職先が決まるケースもあるが、やはり2?3ヶ月は見込んだ活動スケジュールを立てるのが一般的だ。

「年収アップ」転職活動スケジュール

もし、ボーナス支給が6月中旬ころであるならば、6月中に内定をもらい、7月半ばで7?8月あたりでの入社できるのが理想だ。逆算すると、4月の頭くらいからの転職活動がちょうど良いタイミングとなる。
これまで頑張って培った実績や結果を武器に、自分の魅力・強みを狙った企業に最大限アピールしよう。

ボーナスをもらうより転職先の選択肢を増やしたい人はすぐ動くべし!

人によってはボーナス後転職にこだわらないというケースもあるだろう。
そういう方は今すぐ動いたほうが良い。というのも3月から4月にかけての転職市場は言わば「シーズン」。
期初の企業が多く、一年でもっとも採用活動が活発な時期のひとつだからだ。

3、4月入社を見越して求人募集を行う企業の数は、ボーナス後転職の時期に入社できる企業と比べると多く、選択肢の幅が広がるという大きなメリットがある。また、早めに入社することで転職先のボーナス査定期間が長くなれば、転職後最初のボーナス額はボーナス後転職と比較すると高くなるケースもある。

今の会社でボーナスをもらわずとも、それらのメリットを活かして、より好条件・好待遇の転職先を探したいという方には早めに転職活動を開始すべきだろう。

ボーナス支給前の退職願はアリ?ナシ?

さて、ここで気になるのは退職願を出すタイミング。
事情によって様々だろうが、あまり早く退職願を出すとボーナス額に影響するのだろうか?

typeの完全転職マニュアル「"ボーナス支給"直後の転職」によると、ボーナスというものは一般的に評価対象期間が決まっている。その時期の評価に基づいて金額が決定するいわば「実績評価」なので、も退職するからといって減額されることは基本的にはないようだ。

「年収アップ」転職活動スケジュール

ただし、対象期間の評価が低くなり、結果として減額、と言うケースも場合によっては起こりえる。
既に転職してしまった同僚や先輩がいるのであれば、参考に話を聞いてみるのも一つの方法だ。だがベストを望むのであればボーナス支給後に退職願を出すべきだろう。

忘れちゃいけない給与交渉は内定後に。

さて、無事内定も取れ、思惑通りボーナス支給後に退職、入社というスケジュールを立てられた!と満足するのはまだ早い。年収アップ転職は道半ば。年収アップを目指すなら忘れちゃいけないのが給与交渉だ。

さて、この給与交渉をするタイミングだが、typeの完全転職マニュアル「給与交渉、退職交渉」によると「内定後」が良いようだ。

選考の段階からあまりがっつきすぎると敬遠されることもあるという。給料にこだわるもなにも内定出なかったら意味がない。そこはぐぐっと気持ちを抑えておこう。ただし、面接の途中などで面接官から質問や確認事項として話しが振られたときは別。そのときは自分の希望をはっきりと根拠付きで述べるようにしよう。

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