もらえなかった人が激減!期待通りのアップ傾向か!?
まずは恒例の質問、前回(2012年夏のボーナス)からのボーナス額の変化を聞いてみた。
さて、期待に沿う結果になっただろうか。
前回(夏のボーナス)と比べて今回のボーナス額の変化を教えて下さい。
なんと毎回40%を超える「もらえなかった」の割合が今回は27.9%と大幅ダウン。
その分、「アップした」「変わらなかった」「ダウンした」との回答が約24%までアップ。
これはボーナスを支給する企業が多くなってきたということだろうか。
一方、ボーナスの金額に対する満足度を聞くと次のような結果に。
今回のボーナス額の満足度を教えて下さい。
こちらでは「不満足だった」という結果の割合が前回よりも増え、65.3%に達している。
これはなんとなく景気回復を肌で感じており、ボーナス額にも反映されるだろうと期待していたが、期待していた額と実際の支給額とのギャップが大きく、より落差を感じた気持ちの表れではないだろうか。
好況感はあるものの企業は慎重?
増減や満足度はともかく、結局気になるのは実際の金額。
さぁ、みんながいくらもらっているのか、見てみよう。
今回のボーナスの支給額を教えてください
今回もっとも変化が顕著なのは31?50万円の層の増加。
それに続いて1?10万円、51?100万円の減少も目立つ。
ボーナス支給額が低かった層は額が増えて底上げされ、逆に高かった層は減額されたために、中間層が増えた印象だ。
31?50万円の層といえば、月給で言えば、1?2か月分というところだろうか。
景気はよくなってはいるもののすぐにボーナスには反映させず、まずは1?2か月分固定で支払って様子を見ようという企業が多いのかもしれない。
今回のボーナスの使い道を教えて下さい。
この質問については概ね例年通りの結果となった。
娯楽が若干高めではあるものの、上位2位の結果とその占める割合は前回よりも増えている。
期待していたよりも金額が少なかったため、景気よくパーッと使おう、という意識よりは堅実に使おうという意識が強く表れているのかもしれない。
危機感を与える今回の「ボーナス」。
例年、ボーナスをきっかけとして転職を考えたという人は多い。
金額面での不満が原因という人もいれば、勤め先にある種の諦めを覚えてしまう人、あるいはこのボーナス結果の記事を見たことがきっかけ、というケースもあるかもしれない。
そんなビジネスパーソンが現状を見つめなおすきっかけともなるボーナス支給。
今回の結果で転職を意識した人はどのくらいいるのだろうか。
今回のボーナス結果を受け、転職を考えましたか?
これもかなり顕著な結果に。
6割超の人にとってボーナスの金額は人生をも変える影響力を持ちそうである。
転職の時期はいつ頃を考えてますか?
転職を「考える」と答えた人のうち、「今すぐにでも」と答えた人がついに過半数越え。
「もっと先」と回答した人は前回の調査から10%以上も減り、今回のボーナス額を見て、現在の仕事に危機感を持った人が多いように感じられる。
さて、今回のボーナス結果速報はいかがだっただろうか。
今回の調査ではボーナスを期待していたほど得られず、現状に失望してしまった人が多かったように感じられる。
肌で感じている景況感の回復が、ボーナスという具体的な形で反映されるのはいつになることだろう。
次回の調査の時にはぜひ叶っていて欲しいところである。