経済回復への期待の表れ?夏のボーナス展望は明るい!?
おなじみとなった年収の裏側のボーナス予想。
恒例の最初の質問「前回の冬のボーナスと比べて、今回のボーナス額の予想を教えてください」に対する答えは前回の結果からどのように変化しただろうか。
前回(冬のボーナス)と比べて今回のボーナス額の変化を教えて下さい。
「ダウンしそう」「もらえなさそう」の層の割合は変化なし。
大きく変わったのは「現状維持」、「アップしそう」と答えた層の比率の変化。
「現状維持」は大きくその比率を減らし、「アップしそう」と回答した層が大きな飛躍を見せた。
今回のボーナス額、いくらぐらいと予想しますか?
さらに金額の予想では1?10万円の低額層、101万円以上高額層が減少。
代わりに票を増やしたのは11?100万円の中間層。
今までボーナスを支給していなかった企業でも今回は支給されるかもしれないとの期待から中間層の票が増え、相対的にそれ以外の層の比率が下がったと見るべきだろうか。
これもアベノミクスへの期待の表れだろうか。
「満足するボーナス額」は意外な結果に。
こちらも前回は期待が数値に表れていた「満足するボーナス額」。
この調子だとこちらにもアベノミクスへの期待が反映されそうなところだが・・・
今回のボーナス額として満足できる金額を教えてください
えっ。どうしたのみんな。
強気だったボーナス増減、ボーナス額予想のアンケート結果とは打って変わって草食系登場。
0円でも満足という人が1割を超えるというなんとも謙虚な結果に。
前回のボーナスで期待して、肩透かしを食らった分、今回はあまり期待しないでおこうという気持ちが出ているのだろうか。
人間誰しも傷つきたくない、そう考えるのが人情というものか。
続く慎重さ。消費の冷え込みは出口の見えないトンネル。
今回のボーナスの使い道で一番優先度の高い項目を教えてください。
貯蓄・投資の1位、 ローン返済・保険返済が2位という順位はもはや定位置だが・・・
気になるのは娯楽(飲食・旅行など)、買い物と回答した人の割合の低さ。
やはりここでも、もらえるかどうかわからないものに過度な期待はよしておこうという気持ちが反映されているのだろうか。
転職の判断材料として「ボーナス額」の多寡はもはやメジャーに?
例年、ボーナスをきっかけとして転職を考えたという人は多い。特に前回はわかりやすい結果が出ていたが・・・
今回のボーナス額次第では転職を考えますか?
今回も「考える」と回答した人が過半数を超え、比率的にも前回とほぼ同様の結果に。
ここ数年でボーナスは転職の判断基準としての役割を確固たるものにした印象がある。
求人広告に「ボーナスあり」の文字が無い企業は淘汰されていくという未来が、実はもうそこまで来ているのかもしれない。
今回のアンケートでは、新政権の経済政策への期待はあるものの、すぐにはボーナスには反映されないだろうという、期待と不安とが入り混じった結果が垣間見えるものとなった。
次回はボーナス後に「実際どうだったの?」アンケートを実施予定!みんなの2013年夏のボーナス結果はいかに!?
安倍政権の経済政策がボーナス額にどう反映するのか、乞うご期待!