女子が掲げる「自分より年収が低い男性との結婚も、●●ならアリ」ってどんな条件?【男子マネー】
ハートマネー代表 氏家祥美お金と仕事の相談室「ハートマネー」代表。立教大学卒業後、旅行会社で営業職を担当。結婚や出産を経てファイナンシャルプランナーの資格と出会い、2005年にFP会社を仲間と設立。2010年より独立。結婚・出産・マイホーム購入時の家計相談のほか、転職・起業時のマネープランを得意とする。「いちばんよくわかる!結婚一年生のお金」(学研パブリッシング)、「35歳を過ぎた女性に贈るこれからのお金のお作法」(秀和システム)ほか著書多数。http://www.heart-money.net/
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの氏家祥美です。
モテ、そして彼女との結婚を目指して、スマートなマネー力を身に付けようというこのコラム。今回は女子側の考えを知ろうということで、働く女子に「結婚したい男性像」についてアンケートをとってみました。
今回のテーマ:年収が低い男性との結婚はありですか?
付き合っている彼女がいても「まだ、貯金がないから結婚できないな」「彼女の方が年収が高いから、もっと稼げるようになってからプロポーズしよう」と思っている人はいませんか? 自分でなくても、収入を理由にプロポーズを先送りしている先輩が身近にいる人もいるでしょう。
結婚生活において、年収や貯蓄額はたしかに大きな問題です。しかし、それは男性が稼いで、女性がしっかり家庭を守る古き良き昭和の家庭像のお話です。平成生まれの皆さんの場合には、ちょっと事情が違ってきているかもしれません。
「自分よりも年収が低い男性との結婚もありですか?」という質問を女性達に投げかけてみました。271名の女性たちがこの設問に回答してくれましたが、結果はこのようになりました。
約7割が「年収が低い男性との結婚はなし」と回答
結果を見ると、全体の68%が、「自分よりも年収が低い男性との結婚はなし」と答えました。
「なし」と答えた人の中で最も目立った回答は、「自分の年収が低いから」というもの。「自分の年収が低いため、共働きでも自分より年収が低い男性とは生活できない」など、2人で働くのはかまわないと思いつつも、安定した生活のためには男性に多く稼いでほしいという人が目立ちました。
2番目に多かったのが、「男性に支えてほしい」というもの。男性の収入が多くないと尊敬できない、貧乏人との人生は歩みたくないなど、男性は稼ぐもの、男性が家庭を支えるものという、昭和時代の役割分担意識が強い人も相変わらず大勢います。
3番目には、男性の収入が低いと「将来が不安」というもの。今はいいが、将来的に妊娠や育児生活に入って自分の収入がダウンしたら大変になりそう、子どもの教育費が捻出できなさそうなど、将来をイメージしたときに年収の低い男性は不安になるということでした。
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その他には、男性の年収が自分よりも少ないと「気を使ってしまいそう」「たぶん男性の方が嫌がる」という答えも意外と多くありました。さらには、仕事も子育てもとなると「自分の負担が多くなり損をする」という回答もいくつかありました。
全体的に見ると、年収が低い男性との結婚は「なし」としている人でも、男性が家計を支えるもの、男性に養ってほしいという人ばかりではないことが分かります。当面の生活では男性の収入はそれほど気にしないが、将来子育て生活に入った時に、「稼ぎも子育ても自分」となると大変そうだし、その時に年収の低いパートナーとの愛情を継続していけるか不安という人が多いように思いました。
「自分より年収が低い男性との結婚もあり」も3割以上いる
「やっぱり男は稼げないとダメなのかー」と落胆した方、諦めるのはまだ早いですよ。最初のグラフを思い出してください。パートナー選びに「年収は関係ない」と答えた女性も、全体の32%いるんです。彼女たちの回答を順番に見ていきましょう。
一番多かった回答は、「家計は二人で築けばいいでしょ」というものです。比較的収入がしっかりとある女性にこの回答が目立ちます。その中でも「家事も仕事も助け合いたい」などパートナーとして対等な関係を求める人が目立ちました。その他、「自分が稼ぐから何とかなる」という頼もしい回答もありました。
2番目に多かった回答は、「お金より愛情」というもの。愛があれば年収が低くても何とかなる、収入で相手を選んでいるわけじゃない、性格が大事など、ほっこりする回答が続きました。
3番目に多かったのは、今は年収が低くても「将来に期待」というもの。将来しっかり稼いでくれるだろうと期待できる男性なら、現状は多少年収が低くても支えたいという答えでした。男性の年齢が年下の場合や、フリーで仕事をしている男性、転職を検討している男性などをイメージしている方が多いと考えられます。
それら多数派以外では、「お互い自立していれば問題ない」「男性だけに財力を求めるのは古い考え」「巨額な借金がなければ問題ない」などの回答もありました。
全体的に見ると、年収が低い男性との結婚もありと答える女性たちは、経済的にも精神的にも自立している女性が多いように見受けられました。ただし、最も多かった「支え合い派」でも、自分がバリバリ働いて男性に専業主夫になってほしいと答えるような人はほとんどいません。むしろ、愛情があれば男性の今の年収は問わないが、将来的にはしっかり稼げると期待している、という2番3番の掛け合わせ派が多いようでした。
3割の「結婚アリ」と答える女性と出会えたら、年収を気にせずにプロポーズしてもよさそうです。ただし、「将来的に自分はしっかり稼いでいくんだ」という気持ちが男性にないと、多くの女性は納得してくれないみたいですね。
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