大人ならプロ野球の話はできて当然!「黒田カッコいい」「大谷すごい」で乗り切れ【連載:長谷川豊】
フリーアナウンサー
長谷川 豊フジテレビ出身のフリーアナウンサー。13年間、朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」で、現場取材やニュースのリポートを担当。ニュースプレゼンテーションのプロフェッショナルとして活躍。現在はアナウンサーだけではなく、講演・執筆など、多方面で活躍中
公式ブログ:http://ameblo.jp/yutaka-hasegawa/
今、旬なネタを話すときにどんなことに注意して話題を振っていくか? フリーアナウンサーの長谷川豊が解説する、営業type式、今週の話題。その話題の「使えるか? 使えないか?」の度合いによって☆の数が変化します。
4月がいよいよスタートしました!
毎年この時期はテンションが上がりますね。皆さんも、新しい仕事、新しい出会いにウキウキされている方も少なくないかもしれません。この季節はぜひ今までとは違う、新しい人を誘って新しい人脈を作ってみましょう!
1、“男気”黒田 イメージアップ7位にランクイン ☆☆☆☆☆
“男気”黒田 イメージアップ7位にランクイン 1位はイチロー
さて、プロ野球が始まりましたね。プロ野球の話題に関しては「興味ないし~」という若者が少なくありません。いえいえ。社会人でしょ? それではまずいですよ♪
「プロ野球」はかなり有効な話題のコンテンツです。自分の好きな球団の話題でも良し、野球論でも良し。社会人であれば、プロ野球とゴルフは押さえておきましょう。必ずと言っていいほど、年上軍団は食いついてきます。これはもう、仕事と思っておいた方がいいです。これは女性でも男性でも同じです。
ちなみに、今年のプロ野球は例年に比べるとかなり面白いので、そんなに好きじゃない人は下記2点だけ抑えておきましょう。
・黒田、凱旋
今年のプロ野球の象徴ともいえる男の中の男がこの人、広島カープの黒田選手。ピッチャーです。もともと良いピッチャーだったんですが、夢を追ってニューヨークへ。なんとあの歴史あるヤンキースの中でも大リーガーと遜色なく投げ合っていましたが、「金じゃない、自分を求めてくれる場所で!」と多分、5分の1か10分の1か分からない金額で、広島に復帰。広島ファン、歓喜の絶叫……みたいなドラマがあります。「黒田」という名前は覚えておいてください。そして「カッコいい!」とだけ言っときましょう。それで十分通じます。
・天才・大谷
日本ハムファイターズの超イケメン大谷翔平。名前くらいは知ってるでしょ? 歴史上、ありえなかったピッチャーをやりながらバッターも主軸、しかもハンサムボーイというかなりありえない男。とんでもないスターです。こちらも「すごい!」とだけ言っときましょう。それで十分通じます。
2、流行の「自撮り棒」ネタ ☆☆
「自撮り棒」に思わぬ逆風? 「危険」広がる使用禁止 北陸新幹線5駅にTDL
女性相手には通じるこの話題。去年の冬あたりから若い女性を中心に爆発的ヒットの「自撮り棒」。正直、女の子の自分大好きブームもここまで来たか、という気はしますが、最近ではこの「自撮り棒」が、どんどん禁止になっているというのが新しい動き。
「知ってました? この自撮り棒って?」という話題の切り口でも可ですし、「知ってました? ディズニーランドでは使用禁止なんですよ?」でも大丈夫。
そして、「自撮り棒を使う人って、どんな人なんでしょうね~」という、若い女の子ディスリパターンもよし、「自撮り棒の禁止って、いつものジジイとババアの若者ヒガミじゃね?」というキツめの論調も可能です。
3、日テレ上重アナ“利益供与疑惑”について ☆
これは結構話題になっていますね。でも実は……「スッキリ」を見ていない、もしくは「上重アナを好き」でない限り、実はあまり広がる話題ではありません。ネット上で展開されるほど、実生活ではテレビって嫌われていなかったりします。テレビの批判って、そこまで盛り上がりません。
しかも、この話は「バカだね~」「非常識だね~」で終わる話だったりするものですから、ネットでワーワー言われているほどは、盛り上がらないと思っておいてください。ネット上やワイドショーで盛り上がっていても、話題としては大きくないネタの代表ですね。
4、シンクロ女子で代表辞退者 ☆☆☆☆
シンクロ女子日本代表「マーメイドジャパン」から脱落者が出たというニュース。
超スパルタで知られる井村コーチ。日本シンクロ界に復帰しましたが、さっそく2名が脱落。井村コーチは「今まで代表を辞退した選手はいなかった。理解できない」とコメント。この話題を入り口に
・最近の若者の叱り方
というテーマがかなり広げられるニュースです。井村コーチは昭和の時代のスポ根を絵にかいたような方で知られています。こういうコーチの方がよっぽど今のちゃらい指導者よりも愛があるのですが、ついていけない若者もいる訳で。特に、メダル請負人ともいわれる井村コーチの指導を受けられる立場にいながら辞退をする以上、よほど耐えられなかったのでしょう。
さて、最近の若者は……?という話題はこの4月に最適の話題と言えます。
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