営業と言えば「ゴルフ」! その奥深い世界に一歩踏み出すならこの場所 【男の美学塾】
デキる営業マンのゴルフライフを支える『furatto Café&Golf Bar』
「男の美学塾」は第4回目にして、ついに「ゴルフ」に足を踏み入れる。伝統と歴史に彩られた紳士のスポーツであり、時に営業マンにとって最強の武器ともなるゴルフ。今回は、これからゴルフを始める未経験者が手始めに何をすべきかといった基本の「キ」から学んでみたい。
ゴルフを始めるといっても、クラブにシューズにウェアと、いざとなるとどこから手をつけるべきか迷ってしまう。そこでまずは、ゴルフについて最低限知っておくべきことをその道のプロに聞くことからスタートだ。
今回、訪ねたのはJR新橋駅から徒歩1分の場所で“コースを回れる”と評判のゴルフバー『furatto』。大人な雰囲気の店内には、巨大スクリーンでバーチャルゴルフが楽しめるゴルフシミュレーターを備えたブースが8部屋あり、有名コースを映し出したスクリーンに向かって思い切りクラブを振ることができる。しかも、手ぶらで立ち寄っても道具一式を借りることができるので気楽だ。
さらに、プレイを楽しむだけでなく「少しでも飛ばしたい」、「スコアももっとのばしたい」といったゴルファー向けに、専門家が最適なクラブを見つけ出す「クラブフィッティング」や、経験豊富なインストラクターによるレッスンも受けることができる。
なぜゴルフとビジネスは切っても切れない関係なのか
フェアウェイの緑と青空が映し出されたスクリーンの前で我々を迎えてくれたのは、クラブフィッターの磯貝久生さん。磯貝さんは、某有名スポーツブランドのゴルフ部門でゴルフクラブの開発に携わり、その経験と確かな技術力を買われて、国内プロゴルフの賞金王に5度輝いた片山晋呉プロの専属として、片山プロ専用ヘッドの開発やツアーの帯同経験もある方だ。
そんな磯貝さんに、ずばり「ゴルフの真髄」について聞いてみた。
「ゴルフが紳士のスポーツと言われるのは、プレイのうまさだけでなく、エチケットやマナーが問われるからです。ゴルフではよく、『彼のプレイはうまくないが、一緒に回っていると気持ちがいい』というような話を耳にします。つまりその方が紳士であるか、を見られているんですね。一緒にラウンドする人たちだけでなく、ゴルフ場にいる人すべてを思いやることが求められるのです」
また、磯貝さんはもう1つのゴルフの特徴として、「年齢に関係なく、幅広い人が一緒に楽しむことができる」という点を挙げる。
実は、この「紳士である」ことと、「年の差も関係ない」というところに、ゴルフが営業マンのたしなみと言われる理由があるのだ。
「ゴルフはビジネスツールにもなり得ます。取引先のお客さまと一緒に1日周るわけですから、仕事のことから個人的なことまで話すかもしれません。なので、その際の言葉遣いはもちろん、しっかりしたゴルフのマナーが相手に好印象を与えることにもなります」
ゴルフに求められるエチケットやマナーは、そのまま社会で求められることにも通じる。だからこそ、ゴルフは自分をアピールするチャンスでもあるわけだ。
「また、道具がコミュニケーションの切り口となることもあります。持っているクラブなどによって、自分なりのこだわりが出せますからね。ゴルフ好き同士なら、道具の話だけで盛り上がれますよ」
早くそうなりたいものだが、その前に道具の選び方から学ばねば!
ビギナーの道具選びとプレイの初歩を学ぶ
ビギナーにとって、数ある中から自分に合ったクラブを探すのは難しい。やはりフィッティングから始めるのだろうか?
「フィッティングは、ある程度、自分のプレイスタイルが分かっている上で、より高いレベルを目指したい方にオススメします。ですから、フィッティングの際には、普段使っているクラブを持ってきてもらいます。実際に打ち比べてもらい、さまざまな数字を比較し、今までより飛ぶようになり納得されたものを買っていただきます。その分、ドライバー1本で15万円とか、アイアンセットが30万円といった具合に価格的には高くなりますが」
30万円! そ、それはちと高過ぎます……。
「ご心配なく、ビギナーの方には、フィッティングではなくクリニックから始めます。それこそクラブのフェイスに球が当たらなければ、どんな道具を使っても一緒ですから、ちゃんと当てられるようにお教えしますよ。最初に使うクラブは、優しくボールが上がって飛んでいくタイプを選びましょう。練習しなくても、そこそこプレイできるクラブというものがあるので、そういうクラブから始めると良いと思います。一式揃えようと思うなら7~8万円ほどでナショナルブランドのクラブセットが揃えられるので、ビギナー向けのクラブ選びの相談にも乗りますよ」
ということで、実際にボールを打ちながらのクリニックが始まった。クラブの握り方に始まり、クラブヘッドのフェイスの向きによって、ボールがどう飛ぶのかといった初歩的な知識、さらにはスイングする際の腰の回し方や腕の振り方、フォロースイングの姿勢などは、スクリーンに映し出された自分のフォームをチェックしながら優しく丁寧に(空振りしても決して笑うことなく!)指導してくれた。
初めてのスイングをしながら、ゴルフを始めた自分をイメージしてみる。ああ、これはビジネスツールとしてだけでなく、「紳士たるべし」の理念で自然と人間形成にも役立ちそうだ。何より生涯に渡って楽しめるスポーツでもあるしなあ――(イメトレ終了)。
よし、きっかけがお得意さまとの接待ゴルフだとしても、楽しんでプレイしていけそうだ! まずは、7~8万円貯めて来よう!
今回の美学が見つかるのはここだ!
furatto Café&Golf Bar
世界シェアNo.1のゴルフシミュレーターを導入したブースのほか、カラオケのできる20名まで利用可能なパーティールームなどもある。また、ゴルフブースは完全個室で、併設された和食バルレストラン『DENDEN』のフードメニューを味わいながらのプレイや、女性たちとゴルフで盛り上がる“ゴルコン(=ゴルフ合コン)”もできてしまう満足度の高いスポットなのである。ゴルコンでポイントを稼ぐためにも、やはりゴルフはやらねばなるまい!
DATA
furatto Café&Golf Bar
住所:東京都中央区銀座8−7先 銀座ナイン2号館2F
TEL:03−6228−5628
営業時間:月〜土11:00〜翌5:00、日・祝11:00〜20:00
定休日:不定休
アクセス:東京メトロ「新橋駅」3出口より徒歩2分
URL:http://furatto.jp/
取材・文/questroom inc.、頓所直人 撮影/柴田ひろあき
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