今までのキャリアを棚卸しすることは、自分自身の強みをきちんと把握するという点でとても重要。棚卸しというと難しいことのように聞こえるかもしれないが、最初から完成された職務経歴書を作成しようと思ってはいけない。まずは紙を広げ、思い出せる限り自分が担当した経験のある仕事内容を書き出していこう。ここで職務データを紙の上に出し切ってしまうことで、書類作成時の編集がグンと楽になる。
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形式が自由なだけに、何をどう書いていいか迷うのが職務経歴書。ここで役に立つのが、以下のWebサイト上で公開されている職務経歴書の雛形だ。雛形にはあらかじめ記入項目が枠組みされており、PCにダウンロードすることができる。この雛形に、棚卸しした自分の経歴を整理して書き込んでいけばひとまず職務経歴書は完成する。
typeの人材紹介
http://shoukai.type.jp/knowhow/index.html
機械設計やデジタル回路設計など、モノづくりエンジニア向けの職務経歴書が充実
履歴書の書き方・
職務経歴書の作り方
http://midorinomori.sakura.ne.jp
正式な履歴書の記入の仕方や書面上のマナーなど、あまり触れられることの少ない「書類の基本」も学べるサイト
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一度、職務経歴書を作成したら、できれば誰かに見てもらおう。自分1人では気づかないアドバイスをもらえるからだ。
そこでオススメするのが、人材紹介会社の活用。転職のノウハウに詳しいプロの人材コンサルタントが、職務経歴書の添削・ブラッシュアップのアドバイスをくれる。これで、1枚の書類に目を通す時間は数秒といわれる企業人事担当者の厳しい目にも留まるだろう。
Check Point |
一見して目を惹くポイントはあるか |
人事担当者はまず、ざっと書面に目を通して気になる文言があればそこではじめてじっくり読む。目立たせたい箇所は太字にするなど工夫してみよう。 |
枚数は適当か |
できれば職務経歴書は1枚にまとめるのが望ましい。どうしても必要なら2枚以上になってもよいが、「長い割には中身がない」と思われたらアウトだ。 |
自己PRと事実が混同していないか |
経歴はあくまでデータとして、主観を交えずに事実として記したほうがよい。もし、自分の思いをぶつけたいなら自己PR欄に。 |
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