エンジニアからの質問に各社代表がスッキリ回答ITベンチャーの会社自慢!
将来有望なITベンチャー企業6社が語る、自慢のわが社。「確かに面白そうな仕事ができそうだけど、ベンチャーってちょっと不安……」。
そんなITエンジニアの声を代表して、各社代表に疑問をぶつけてきました。イマドキのITベンチャーの表と裏を知って、企業の本質を見抜く力を養おう!
Word/MAYUMI ASAKURA.KOJI URANO Photo/MAKOTO OSAWA.TETSUJI OSHIMA.HIROAKI SHIBATA
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『IBM System i』をコアに幅広い技術を習得できる環境
日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)の関連会社として、中堅企業向けのシステム開発を一貫して手掛けているソリューション・ラボ・横浜(以下、SLY)。高い堅牢性を持ったプラットフォーム『IBM System i(AS/400)』による基幹業務システムの構築や、システム稼働後の保守・運用サービスを行っている。
SLY代表取締役社長の樋泉広行氏によると、日本では、旧AS/400を含め、『IBM System i』が数万台規模で利用されている。SLYにとって、そのすべてが顧客対象となり得るのだという。
「この製品の魅力とは、過去に構築した基幹システムをそのまま継承することができるということ。ですから、ビジネスの現場はもちろん、エンジニアの信頼や愛着もひとしお。当社に入社してきたエンジニアの中には、前職がAS/400から撤退することになったため、当社に来たという人もいるほどです」
最近では、RPG言語を用いた昔ながらのシステム構築案件だけでなく、ユーザーインターフェースにWebを利用し、Javaや.NETを駆使したシステム構築の案件も増えている。エンジニアにとっては、SLYが得意とするIBMの技術と、新たに注目されているオープン系の技術の両方を追求できるということが醍醐味になっているようだ。
SLYの特徴は、何と言っても、IBMとの太いパイプにより、常に最新の技術情報が得られるということ。さらに、SLYならではの小回りの良さを活かし、「企業にとってのホームドクターのような存在を目指している」と樋泉氏は話す。
「新規のお客様の開拓はもちろん、すでにお付き合いのあるお客さまの声を集めて細やかなサービスを行っていくのが当社の役割。お客さまの要望に端を発し、客先に常駐して行うインフラや基盤系の技術支援にも取り組んでいます」
SLYは、システムの受託開発と技術支援をコアに、技術の将来を見つめている。
Hiroyuki Hiizumi
ソリューション・ラボ・横浜株式会社
代表取締役社長
1970年に日本アイ・ビー・エムに、営業職として入社。以後、営業一筋で過ごす。1994年、ソリューション・ラボ・横浜に出向する。2001年に同社に転籍すると同時に、社長に就任。現在も営業担当として現場を率いている
ミーティングスペースには新人からベテランまで、向上心旺盛な社員が集う
常に進化している『IBM System i』。オープンシステムにも対応できるんです
確かに、我々が得意とするIBMのiシリーズは、汎用系のコンピュータシステムです。ただし、全世界で愛用され、常に成長を続けているシリーズなので、なくなることはないと確信しています。またOSは、IBM独自のOSのほか、LinuxやWin
dowsも動作可能であり、オープン系のような使われ方もしています。従って当社でも、Javaや.NETを用いた開発案件に取り組んでいます