女は“愛嬌”、男も“愛嬌”
一緒に仕事をするなら魅力的な人としたいと思うものですよね。女性だろうと男性だろうと魅力的に感じるのはどんな人でしょうか?
中途採用の面接シーン、がんばっているのになぜか通らない……。そんな方はもしかしたら、採用する側の心理が分かっていないのが原因かも!
このコーナーでは、多くの転職者を面接してきた人事担当者に、「意外な評価ポイント」や心に残る面接エピソードを聞いてみました。次の面接に活かせるノウハウを見つけましょう!
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回答者:アウトソーシング業界
人事担当 持田 咲子さん(仮名)
この間、私が採用した女性社員と久々に飲みにいったんです。そしたら彼女に意外なことを言われました。
「持田さんが採用担当でよかった。相手が男性だとどうしても見た目で判断される部分がありそうだけど、女性の面接官なら私の本質を見てくれそうだから」
たしかに私も大学時代、女性の先輩に就職活動のアドバイスを仰いだら、「無理して使えない資格を取るくらいなら、メイクの練習をしたほうがいいわよ」なんて言われて、やっぱり女性は見た目で判断されるのかとがっかりした覚えがあります。でも自分が採用する立場になってみると、女性だけが見かけで判断されていると考えてたなんて、笑っちゃいますね。
「見た目なんて関係ない」わけじゃないんです。「女性だろうと男性だろうと見た目はとっても大切」なんです。"見た目"とは言っても、決してスタイルの良さや流行のファッションを身にまとっているか、なんてことを言ってるんじゃないんですよ。"愛嬌の有無"といったほうが的確かもしれません。たとえばそれは清潔感であったり、自然な笑顔であったり。とにかく他人に対して好感を抱かせる人というのは、女性だろうと男性だろうと魅力的に感じますよね。こうした"愛嬌"はヒューマンスキルという側面からいえば大きな武器であることは間違いないと思います。
私たちアウトソーシング会社の場合、高いスキルはもちろん重要ですが、すでに出来上がった組織の中に入って一緒に仕事をしていくわけですから、そこで円滑に仕事を進めるためにもこうしたヒューマンスキルはとっても重要。面接でもこの部分を最も重視します。以前本当にあったのですが、「なにかご質問はありますか?」というこちらの問いかけに対して、真っ先に「私にどれだけの予算をあたえてくれるんですか?」って聞かれました。自信があるのは分かるのですが、ここまで横柄だとちょっと……ってなりますよね。
それから前職での退職理由が「上司との不仲」という場合も、それが本当に仕方がない理由だったのか、それともわが社でも起こりうることなのか見極めるようにしています。もちろん理不尽な目に遭って仕方なく退職される方もいますから、一概にダメだとは言いませんが、不仲の原因をちゃんと分析して自分にも問題がなかったか、冷静に考えられる方でないと。入社していただいた方がハッピーでないと、私たちもハッピーではない。自分にとってどんな会社がハッピーなのか、それをちゃんと見極められる方なら、その会社に対して自然と愛嬌も出てくるのではないでしょうか。
私がグッときた”あの一言”
「あのとき失敗したからいまの私がいるんです」
当たり前のことですが、面接では皆さん自分のいいことばかりをPRしますよね。ですから私はあえて失敗談を伺うようにしています。その人が失敗をどう乗り越えてきたのか、その部分が知りたいんです。「あの時はつらかったけど、持ち前の粘り強さで乗り越えました」という話はよく聞くのですが、「あのとき失敗したからこそ、こういうことを学んだ」とはっきり言える人は少ない。一つひとつの失敗を自分の力に変えていける人材には強い魅力を感じます。
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