ポテンシャルが高い人はココが違う!
実務経験が浅くても「ポテンシャルで採用する」とはよく聞きますが、実際のところ、第二新卒や若い人の「ポテンシャルがある」とは何をもって判断されているのでしょうか?
中途採用の面接シーン、がんばっているのになぜか通らない……。そんな方はもしかしたら、採用する側の心理が分かっていないのが原因かも!
このコーナーでは、多くの転職者を面接してきた人事担当者に、「意外な評価ポイント」や心に残る面接エピソードを聞いてみました。次の面接に活かせるノウハウを見つけましょう!
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回答者:通信関連会社
採用担当 白石 康祐氏(仮名)
弊社には国際事業部があり、海外営業職を定期採用しているのですが、“語学力”活かせる華やかな仕事というイメージがあるせいか、若い方が多く応募されます。弊社はポテンシャルを重視した採用を行っているので、そうした第2新卒や未経験の方でもウェルカムなのですが、なにをもって「ポテンシャルがある」と判断するか、その判断が一番難しいところですね。
私の場合、まずは少ないキャリアの中でもきちんと自分で考えて仕事を進めている人、自分の仕事内容をきちんと説明できる人かどうかを見るようにしています。常に考えながら仕事をしてきた人は、「どんな目的でどんな風に仕事を進めてきたか」を適切に伝えることができる。たとえ業務内容が変わっても、業務の目的を見極めて仕事が進められるので新しい環境でも活躍していける。逆に上から言われるがままに仕事をしてきた人は自分の判断で動けないから、環境が変わってしまうと、一から教えてもらわないと動けない人が多いんです。
いままで何をしてきたのか、これから何をしていきたいのか、そのためにどんな努力が必要なのか、この 3 つをきちんと把握できているかどうか、というのも未経験採用をする際のポイントですね。こうしたことを判断するために、私は学生時代の勉強振りや最初の就職先を選んだときの選考基準などを聞くようにしています。やはりポテンシャルが高い人というのは、学生時代してきたことと就職先に選ぶ会社での仕事がなんらかの形でリンクしている。「受けたら受かったからこの会社に入りました」というのではなく、ちゃんと自分のキャリアを考えて選ぶことができているんです。
それから、現在は英語を使わない職場で働いていても「グローバルな仕事がしたい」という意思を持って忙しい仕事の合間に勉強して、 TOEIC のスコアを着々とあげている人は評価に値しますね。むしろ、語学留学のためだけに前職を退職してしまう人より評価は高いかもしれません。語学留学って、語学力を高めるためには一番手っ取り早い方法なのですが、生産性がない「モラトリアム」っていう印象がどうしてもある。あくまでも私見ですが、「そうじゃないんだ」という強いアピールもなく、ただ「語学留学して語学力を高めました」では、無駄に時間を費やしたというイメージをもたれても仕方ないかもしれませんね。
要はポテンシャルが高い人というのは、目的とその目的を果たすためのプロセス、この二つがしっかりしている人であるということなのだと思います。転職を考えている方はこの部分できちんとアピールできるかどうか、もう一度よく考えてみてください。
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