いまや水道・ガスレベル?企業のインフラ、ITシステムをささえるインフラエンジニアの仕事

インフラエンジニアとは、企業内の情報システム、たとえばシステムを構成するコンピュータや通信ネットワークなどの導入から管理、運用、トラブルシューティングなどを行う技術者のことをいいます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、企業内の情報システム、たとえばシステムを構成するコンピュータや通信ネットワークなどの導入から管理、運用、トラブルシューティングなどを行う技術者のことをいいます。

企業内のITシステムとインフラエンジニアの歴史

インフラエンジニアの歴史はそれほど古いものではありません。
コンピュータが業務に活用されはじめた初期、1990年代初めごろは、1つのUNIXワークステーション(パソコンより高性能なコンピュータ)に端末をいくつも繋いで使用していました。しかし、次第にワークステーションが2台、3台と増えると、別のワークステーションとのネットワークを構築したり、ハードウェアのセットアップをしたり、働く人たちが快適にシステムを使えるように環境を整える必要が出てきました。
そうして、企業内に置かれるようになったのがシステム管理部門で、システム管理を専門とするエンジニアが誕生しました。
その後、2000年代に入るとブロードバンドが普及しインターネットが一般的になり、ネットワーク管理の重要性が増してきました。そこで、ネットワーク管理を専門に行うエンジニアをネットワークエンジニア、サーバなどその他の管理を行うエンジニアをインフラエンジニアと、次第に棲み分けがされるようになってきました。

ITシステムは、業務における「インフラ」

インフラエンジニアの「インフラ」とは、英語の「infrastructure(基盤)」という単語からきています。一般的にインフラといえば、生活になくてはならない公共の設備、たとえば水道や道路、ガス、電力網などを指します。
そこから転じて、ITの分野ではシステムを稼働させる際に必要となる施設や設備、回線、ソフトウェアなどの組み合わせを意味するようになりました。
すでに、ほとんどの企業・業種ではITシステムは電力や水道のような「インフラ」の一部となりつつあります。こうしたシステムを日々問題なく快適に使うには、インフラエンジニアの存在は欠かせません。

ただし、最近は技術革新や新たなサービスの登場で、インフラエンジニアの職務にも変化が生じています。
とくに大きな影響を与えているのは、クラウドサービスの普及です。

クラウド時代にインフラエンジニアが生き残るには

クラウドサービスでは、サービス提供側のほうに巨大なサーバを設置し、エンドユーザはそこにアクセスしてサービスを利用する形となります。そのため、以前のように企業内にサーバを設置して、ひとつひとつ管理する、いわゆるオンプレミス(企業の業務システムなどで、自社で用意した設備でソフトウェアなどを導入・利用すること。自社運用。)な環境が必要なくなります。
もちろん、すべての業務がクラウドサービスに代わるわけではないですが、企業内でサーバを管理していたインフラエンジニアの業務範囲は次第に縮小していくと考えられます。

その中で、こうした状況下でインフラエンジニアが「生き残る」には、どうすればいいか不安に感じる方もいるかもしれません。
「生き残る」ためには、クラウドもネットワークもサーバーもストレージもある程度の知識をもち、総合的にシステム運用ができる「マルチタイプ」、
もしくは企業内のシステムデザインなどを引き受ける「コンサルタイプ」への転向が求められています。



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