R言語は、C言語やJava、PHPなど、システム開発のためのコンピュータ言語とは異なり、統計の解析機能を実装している点が強みと言えます。解析処理をした結果をグラフィカルに表示することができるのが大きな特徴です。
データ分析系の職を目指すにはR言語が必須スキルに
昨今、ネット上で収集された膨大なデータ(ビッグデータ)を統計・解析する「データサイエンティスト」という存在が注目されています。また、データマイニング、アソシエーション分析、リサーチといった業務も需要が急増しています。
こうした分野を志す方にとって、R言語は今後必須スキルとなるでしょう。
そこで今回は、プログラミング初心者から中堅クラスの方が、R言語を独学したい、という場合に便利なサービスを紹介します。
「ドットインストール」の「R言語入門」
全13回の動画レッスンで、R言語の基礎を学ぶことができます。
<全13回の内容>
#01 R言語とはなにか?
概要・公式サイト・起動と終了の方法・作業ディレクトリについて
#02 Rコンソールを使ってみよう
help()・help(matrix)・?matrix・コマンドの補完・コンソールのクリア
#03 変数とデータ型について
変数の使い方・ls()・rm()・データ型
#04 数値と文字列を扱ってみよう
数値の演算・文字列の連結・文字列と数値の相互変換
#05 ベクトルを扱ってみよう
c()・1:10・seq()・req()
#06 ベクトルの演算をしてみよう
ベクトルの演算・集合の演算
#07 因子ベクトルを使ってみよう
factor・levels・ordered
#08 行列を扱ってみよう
行列の作り方・行列を扱う関数
#09 行列を編集してみよう
要素へのアクセス方法・行列の編集方法
#10 リストを扱ってみよう
リストの作り方・要素へのアクセス方法
#11 データフレームを扱ってみよう
データフレームの作成方法・ファイルの読み込み
#12 データの集計をしてみよう
sum()・max()・min()・mean()・median()・summary()・str()
#13 グラフを描いてみよう
data()・グラフの描画方法
プログラマーにとっても差別化に
データ解析の専門家だけでなく、ある程度の規模のWebシステムやPOSシステムなどを扱う技術者にとっても、R言語は知っておいたほうがいい知識です。R言語を知っていれば、簡単なデータ解析システムを自作することができるからです。
プログラマーとして転職活動を行う上で、他の人との差別化になることは間違いないでしょう。まずは基本から、R言語を学んでみてはいかがですか?