エンジニアの登竜門! プログラマー(PG)の仕事内容、やりがい、向いている人を徹底解説

スマートフォンやデジタルテレビなど私たちの生活のあらゆるところにコンピュータープログラムが活用されている現代社会。そのコンピューターを動かすシステム開発をするのがプログラマーという職種です。システムエンジニア(SE)と混同されがちな職種ですが、その違いや仕事内容、やりがい、向いている人などについてこの記事で詳しく説明していきます。

エンジニアの登竜門! プログラマー(PG)の仕事内容、やりがい、向いている人を徹底解説

プログラマー(PG)の主な仕事内容

プログラマーは、プログラム言語を用いてさまざまなシステムを作る仕事です。システムエンジニア(SE)と混同されがちですが、システム開発全体の設計や開発したシステムがきちんと動作するかテストを行うのがシステムエンジニアで、システムエンジニアが作った仕様書通りにシステムが作動するようプログラムを書き上げるのがプログラマー、という風にシステム開発の中で担当する役割が異なっています。
プログラマーは、システムエンジニアなどIT系職種すべての登竜門的な職種で、未経験からエンジニアを目指すには入りやすい職種と言えるでしょう。
プログラミング言語を使ってシステムを作る、とは具体的にどういうことでしょうか? プログラミングとは、「このボタンを押したら、この画面が開いて、このデータを表示する」というような、コンピューターにさせたい動きの命令文を書いていく作業になります。例えるなら、人間同士がやりとりをするのに「言葉」を使うように、人間からコンピューターへの命令に使うのが「プログラミング言語」というものです。人間同士の意思疎通において、言葉の選び方や語彙力がある人の説明が理解しやすいのと同様に、プログラミング言語を巧みに操り、分かりやすいコード(プログラミング言語を使って書いた文章)を書けるのが優れたプログラマーだと言えます。同じ命令でも、新人とベテランではコードの分かりやすさに差が出ます。プログラマーは日々、より分かりやすいコードが書けるように自己研鑽が必要な職種とも言えます。
また、開発段階によって忙しさが大きく変動する仕事でもあります。複数のプロジェクトが平行して動くのが一般的なので、全く仕事がなくなることはありませんが、システムエンジニアが要件定義をしている期間は、プログラマーは比較的落ち着いている時期になります。忙しい時期は深夜残業が発生することもあります。会社や開発体制によっては、プログラムを組む以外に、仕様書の作成やテスト、リリース作業、といったシステムエンジニアとの線引きが曖昧な幅広い業務を行う場合もあります

プログラマー(PG)の仕事のやりがい

自分の作り上げたものがシステムとして形になり、それがきちんと動いた時には大きな達成感を得ることができます。そのシステムが世の中で使われていく喜びもあり、医療業界や介護業界で使われる機器のプログラミングは特に社会貢献性を強く感じられるかもしれません。もちろんテレビやスマート家電など、実際に商品として買われていく様子が見られるような身近な製品に携わるやりがいもあるでしょう。
転職市場のニーズとしては、プログラマーはIT業界の中でも常に安定した需要があります。今後さらにIT化が進む現代社会においては、プログラマーが不足しており、市場価値の高い職種と言えます。IT企業だけでなく、メーカーやゲーム会社などさまざまな業界で活躍の場が広がっているのもポイントです。
また、平均年収が高い職種ではありますが、「スキル次第で」というのは、プログラミング言語はいくつも種類があり、書ける言語によってニーズが変わってくるからです。市場価値の高いプログラミング言語を習得して、年収アップを目指すことができます。未経験者でも比較的習得しやすい言語としてはPythonや、JavaScript、Rubyなどがあります。
ちなみに、プログラマーが書くコードは「効率よく動く、メンテナンスしやすい、読みやすい=美しい」という評価軸もあるため、美しいコードを追求していくといったエンジニアならではの楽しさもあります。

プログラマー(PG)の仕事の厳しさ

・納期に追われる
・想定外のシステムトラブルと責任の重さ
・常に新しいことを学び続けなければいけない

システム開発には必ず納期があります。例えスケジュール通りにいかなくても「間に合いませんでした」は許されない仕事です。そのため、完成までの過程に何段階か進捗目標を決め、それを守って業務を進めていくなど、常に納期を気にしながら働くことが求められる厳しさがあります。しかも、システム開発には、思った通りにシステムが動かない「バグ」が発生したり、仕様書が途中で変更されたりといった想定外のトラブルはつきものです。すでに運用中のシステムで原因不明のバグが見つかってしまうと、徹夜で対応するなんていうこともあり得ます。公共インフラのシステムなどは、ストップしてしまうと社会に大きな悪影響が出てしまうため、重大な責任を感じる仕事でもあります。
また、IT業界では常に新しい技術が生まれるため、日頃から技術のトレンドに対して敏感でいなければなりません。スキルアップの努力をし続けなければ、プログラマーとしての市場価値も止まってしまうという厳しさがあります。

プログラマー(PG)の仕事に活かせる経験・スキル・資格

【経験・知識・スキル】

・コードを自分で書いたことがある
・繁忙期の修羅場を乗り越えた経験
・相手の意図を汲み取る能力、コミュニケーション能力

【資格】

・情報システム試験
基本情報技術者試験
・情報処理技術者能力検定

未経験からプログラマーになる方法としては、未経験可の求人に応募して採用されてから、OJTなどで技術を習得するほかに、専門の教育機関やサービスを使ってプログラミングを勉強してから企業に就職するという方法があります。どちらにせよ、プログラミング言語は独学でも習得が可能なので、興味を持った時点で、自分でコードを書いてみるとよいでしょう。書いたソースコードをオンラインで管理する『Github』というサービスも、エンジニアに必須のツールですので、使い方を勉強してみると役に立ちます。
また、「厳しさ」の項目で説明したとおり、プログラマーは納期前の忙しさを乗り越えなければいけません。締め切り前に必死に業務に取り組んだ経験があると、プログラマーとして繁忙期を迎えた際に踏ん張りがきくかもしれません。
「相手の意図を汲み取る能力」「コミュニケーション能力」は意外かもしれませんが、プログラマーの仕事に欠かせない能力です。プログラミングはパソコンに向かって黙々と開発作業を進めていくイメージがありますが、プロジェクト自体はチームで行うものであり、システムエンジニアや他のプログラマーとのコミュニケーションは避けて通れません。さらに、システムエンジニアが作った仕様書に沿って開発を進めるためには、仕様書に書かれていない背景を理解するためにシステムエンジニアとの意思疎通は不可欠です。コミュニケーション能力に自信がある人は、他のプログラマーとの差別化にもなり、活躍できる可能性が高いでしょう。

プログラマーの平均年収

一般的なプログラマーの平均年収は、500万円ほどです。年代別でみると、20代の平均年収は350〜400万円程度。30代の平均年収は450〜500万円程度。40代の平均年収は500〜700万円程度となっています。当然ではありますが、会社規模や本人のスキルなどの要因によっても年収が大きく変わってきます。また、年齢のみならずプログラム開発の上流工程であるSEやプロジェクトリーダーへとキャリアアップしてくことで、年収の増加が見込めます。

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プログラマー(PG)に向いている人

プログラミングでは数学の知識が直接役立つこともありますが、プログラマーを目指すのに必須の知識ではありません。プログラミング言語の扱いは、文法を使って外国語を話すことに似ているため文系の方が近いというとらえ方もできます。
それよりも、一人で集中して作業するのが好きだったり、新しいやり方を取り入れて工夫するのが好きな気質がプログラマーに向いていると言えるでしょう。
プログラミング言語のPerlの生みの親、ラリー・ウォール氏の言葉で有名な「プログラマーの三大美徳」というものがあります。それは「怠惰」「短気」「傲慢」という一見あまりよくない気質のように見えます。そかし、それぞれの詳しい意味は、「怠惰」とは、「何度も同じ作業をするのが面倒だからシステムで自動化できないか」や「このコードを他で使いまわしできたら楽なのに」と、最小限の力で効率良く仕事をするスタンスの意味です。「短気」とは、「答えを最短距離で導き出したい」、「次に同じ問題が起こらないようにしたい」という先回りして物事を考える力ととらえられます。「傲慢」とは、「自分が書いたコードが一番素晴らしい!」と言えるくらい自分の仕事に責任を持つ姿勢のことです。もし自分の性格に当てはまると思ったらプログラマーに向いているかもしれませんね。

プログラマー(PG)のキャリアパス

以前は、プログラマーからシステムエンジニア(SE)になり、その後プロジェクトリーダー(PL)、プロジェクトマネージャー(PM)として、マネジメントやサービスを作る役割へとキャリアアップしていくのが一般的でした。しかし近年では、技術スキルを磨き続ける専門的なポジションを用意している企業も増えています。
プログラミングの知識が豊富で、開発のすべてが担えるだけでなく、マネジメント、企画、マーケティング、経営にまで精通したスーパーエンジニアのレベルに達すればどんな業界や会社でもやっていけるでしょう。
プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネジャー(PM)の道に進むキャリアをイメージしている人は、法人向けシステムのシステムエンジニアの職種をチェックしてみてください。

プログラマー(PG)の最近の動向

長時間労働が問題視されがちなプログラマーですが、昨今ではIT企業の間で意識改革が起こり、その働き方は変わってきています。その大きな要因の一つに、IT分野の成長によるプログラマーへの需要の高まりが挙げられます。サービスの質が経営を左右するため、優秀なプログラマー獲得のために各社待遇をどんどん改善しているのです。
例えば、最近ではプログラマーの勤務時間の管理を徹底し、無理な働き方をさせないようにしていたり、プログラマーの成長に必要な資格を取得するための研修制度を充実させている会社もあります。
また、2020年から小学校教育でプログラミングが必須科目として導入されるなど、将来におけるIT人材不足の問題は重要視されています。これからプログラマーとしてキャリアを作っていくことは、社会に必要とされる人材になることと言えるでしょう。

未経験からプログラマー(PG)を目指すには?

プログラマーの仕事内容ややりがいについて説明してきましたがいかがでしたでしょうか? ここでの説明は一般的なもので、詳しい業務領域や求められるスキルは、企業や開発チームによって異なります。
未経験からプログラマーを目指すには、まずは独学でもいいので自身でプログラミングをやってみることが大切です。それから、どんな業界のどんなシステム開発に携わりたいかを考え、未経験採用をしている求人に応募しましょう。自己アピールとして、自身が書いてみたプログラムを面接官に見せることで、熱意が伝わり、未経験からでも採用につながりやすくなります。
本当に転職してプログラマーとして続けていけるか不安だという方は、仕事をしながらプログラミングを専門的に学べる専門学校や大学、職業訓練校や公共職業訓練を受けるという選択肢もあります。
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取材・文/転職サイト『@type』編集部 監修/type転職エージェント


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