絶対聞かれる!王道難関"
Q. あなたが考えるコンサルタントとは何ですか?
もっとも本質的な質問。コンサルタントの仕事について、どんな認識を持っているかを問われている。あるべきスタンス、果たすべきミッション、関わる業務領域などについて、自分なりの意見を伝えることが大切。もちろん応募先の企業が考えるコンサルタント像とマッチしていることが前提だが、独創的な見解を述べることで評価が上がる場合も。
Q. いままでの経験業務について教えて下さい
職務経歴書に書いてあることではなく、課題に対しての視点や、どう苦労を乗り切って解決し、最終的にどんな実績を上げたのかという流れが求められる。原因・結果を明確にし、端的に話せるように。また、自分の強み・特徴も3点程度にまとめておくといい。ただし、あくまでも職務経験のなかからの抽出としよう。
Q. うちの会社に入ってなにがしたいの?
志望動機はもちろん、転職理由、スキルの自己評価、将来のキャリアビジョンが幅広く問われる。その業務に携わりたい理由、志望する業務は担当可能か。あるいは足りないスキルがある場合、どうやって補うのか――これらの因果関係を明確にして話す。希望業務が会社の方針に合わない場合もあるので、事前の情報収集が重要だ。
Q. これまで徹夜や残業は多かった?
前の会社に対する不平不満が聞きたいのではない。コンサルタントは顧客あってのもの。顧客のために結果を出すにあたって、ときにはハードワークも求められる。また、「頭と足」のバランスが欠かせないため、フットワークと体力も必要だ。心身のタフさが備わっているのかどうかを知りたいのである。
Q. 前職では顧客とどう関わってきましたか?
コンサルタントに欠かせない顧客志向が問われている。顧客にどこまで親身になって仕事してきたのか。前職で顧客から信頼を勝ち得た具体的なエピソードを話せば、面接官の心に響く。「深くコミットできる環境になかったことに物足りなさを感じ、転職を考えた」という切り返し方もアリだろう。
最難関!ケーススタディ型問題
Q. 日本はトリノ五輪でなぜ金メダルを1個しか取れなかった?
Q. 日本に割り箸は何膳必要ですか?
Q. 経営再建中の○○社の社長になったら経営をどう立て直す?
Q. 日本全国に自動販売機は何台ある?
Q. 日本での納豆の年間消費量はどのくらいでしょうか?
コンサルティングファームの採用面接でよく聞かれるのが、ある現象やテーマに対して、自分なりの見解と解決法を出すよう求められるケーススタディ型の問題だ。課題を発見し、整理して答えを見つけていく課題発見・解決能力を試す難問である。
もちろん正解がない問題もある。ここで面接官が注目しているのは、答えが合っているかどうかよりも、解決法を導き出す着眼点とロジックの組み立て方だ。そして、そのロジックに説得力を持たせて、プレゼンテーションする能力もポイントとなる。
また、一般常識や基礎的な経営や業界等の知識が頭に入っているかどうかも評価を左右する。時事問題や社会問題などに対して日頃から当事者意識を持って考えているかどうかが問われることとなる。
うっかりするとNG回答
Q. (経歴書にある)この仕事の実績は?
志望動機はもちろん、転職理由、スキルの自己評価、将来のキャリアビジョンが幅広く問われる。その業務に携わりたい理由、志望する業務は担当可能か。あるいは足りないスキルがある場合、どうやって補うのか――これらの因果関係を明確にして話す。希望業務が会社の方針に合わない場合もあるので、事前の情報収集が重要だ。
Q. 最近どのような本を読みましたか?
ミステリーや歴史小説など、読書の趣味が知りたいのではない。普段から知識を吸収しようという学習意欲があるか、またいまどんなことに興味を持っているかなどを見られている。
Q. あなたは周囲からどう評価されていましたか?
曖昧な回答はNG。上司に日頃どんな指摘をされていたのか、同僚にどう評価されていたのか。また、それに対して自分の認識とズレていなかったかを答えよう。自己分析がどれだけできているかを問われている。