ボーナスが出るまでは|typeオリジナルマンガ
トミムラコタの連載第13回。ボーナス時期に持病の癪を発症し、社員からの心配を一身に受ける若社長。しかし悲しいことに、彼らの優しさには裏があった……。
ビジネスパーソンに聞いた「お仕事あるある」アンケートをもとにした、typeオリジナルのWebマンガです。
更新日:2018.02.27
「今年はボーナス出るかなぁ…」「出なかったらもう転職します」
この時期、話題はボーナスでもちきりです。
社長「諸君!!今年はボーナスを支給することになった!!」
おおっ
やったー
ついに!!
うれし?!!
社長「フフ…あんなに喜んじゃって…」
坂口さん「なに気持ち良くなってるんですか
社長がすごいのではなく業績を上げた僕たちがすごいんですよ」
隅っこで落ち込む社長をよそに、愉快な仲間たちはボーナスの使い道についてトークが盛り上がります。
さとこ「それなり君はボーナス何に使うの?」
それなり「貯金ですかね?」
武井「なんだよ?君、就職して初めてのボーナスだろ?つまんないなー
俺は家の家具を一新したいし服も欲しいし高いワインも欲しいよ」
それなり「今の自分の欲望を満たすために使うんですね」
坂口「武井さんみたいなシティボーイ気取りはお金がかかって大変そうですね
使うとしても未来の自分への投資にしておいた方がいいんじゃないですか」
武井「うるさいな!!自由にさせてくれ」
ワーワーしていると後ろで社長が苦しみ出しました。
社長「ウッううっ…」
さとこ「社長!?どうしたんですか」
社長「持病の癪が…」
みんな「社長!しっかりしてください!社長!」
社長「いつもみんな僕のことぞんざいに扱うけれどこういう時にはちゃんと心配してくれるんだなぁ…」 じ????ん
「振込みってこれからですよね?」
「出来ればボーナス振込み後に入院してもらえると」
「遺言に金額を」
金目当ての人間の業の深さに、開いた口がふさがらない社長なのでした。
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