今年成し遂げた偉業｜typeオリジナルマンガ

仕事中の犬井くんが、同僚と雑談しています。

犬井「2017年も跡形もなく消え去ったなあ〜」

同僚「言い方がバイオレンスだけどそうだね〜あっという間だったねぇ〜。犬井くんは2017年の目標達成できた？」

犬井「目標……。なんだ…思い出せない。確かにあったはず。あったはずなんだ！！忘れちゃいけなかったんだ！」

なぜかパニックを起こす犬井くん。止める同僚の声に耳も貸さず、妄想がエスカレート。

犬井「これはきっと政府の陰謀だ。全部首相が仕組んだことなんだ」

同僚「ネットでよく見るやばい人じゃん」

落ち着いて会話に戻ったようです。

同僚「僕はちなみに今年の目標は富士山に登る、なんだけど達成できたよ」

犬井「しょうもな」

同僚「なんだてめえやんのかコラ。でも絶対あるはずだよ。毎朝起きるとか3食ちゃんと食べるとかさ」

犬井「おい俺の目標をしょうもなくするな」

悔しいけれど反論できない犬井くんは必至で目標を思い出そうとします。

〜犬井の脳内〜
ちくしょう。だが微塵も思い出せない。
俺の目標がこいつより低かったら2017年は俺はこいつに負けたことになる！
それだけは許せねえ！しかし相手は富士山！
ウヌヌヌ
思い出せ！俺は今年何をした！記憶を！呼び覚ませっ！
俺の1番強い記憶をッ！
ヌヌヌヌ

彼の一番強い記憶がよみがえってきて…

よしっ！いくぜ…
ブゥ〜〜〜〜ブッブ〜〜〜〜ゥッブピッ〜〜〜〜〜ブブゥ〜〜〜〜ピッ 「へへッ12秒。最高記録」

おならの最長記録に挑戦してたことが思い出せた犬井くん。
机に突っ伏して「消え去りたい」

目標なんてそんなもの。