達成できないふたり｜typeオリジナルマンガ

居酒屋で料理を注文するタイ子。今日は珍しく弟から飲みに誘われたようです。

「鶏の唐揚げと、刺身5点盛りと、季節の天ぷらと、カキフライと、ポテトフライ。あとパリパリサラダ」

「姉ちゃん…今年はダイエットするって言ってなかったっけ？アゲモンばっかり」

耳が痛いツッコミにタイ子も思わず反論。

「仕事忙しいから！！食べないとストレスで死ぬ。今楽しみがコレしかないのっ！」

しかし、弟の素朴な疑問は続きます。

「結婚が大目標にあってその第一歩としてまずダイエットするって言ってたじゃん。どうなってんの？」

「うるさいわね！だから！休日は家で仕事したり休養したりで家から出ない。出会いもないの！」

逆切れするタイ子に弟はにこやかにある提案を……

「じゃあ思い切って一旦仕事辞めてみるとか？」

ゴゴゴゴゴ
タイ子の怒りはMAXです。

「…は？仕事やめて結婚もできなかったらどうすんの！？私なんにもなくなっちゃうでしょ。バカなの！？そんなことだから彼女もできないのよ！！」

あ…しまった…

ここで何やら気付いた弟。タイ子は冷静さを取り戻し、今日の呼び出し理由を聞きます。

「で？何か用があったんじゃないの？」

「あ…いや…（結婚の報告を…なんて…とても言えない…）。いやーーたまには姉ちゃんと話したいと思って（笑）」

思ったことをスグ言っちゃう癖を直す目標を今年も達成できない弟くんでした。