他業界から自動車業界に入る方法どうすればクルマを創るエンジニアになれるのか?
未来のクルマ創り エンジニアはこの業界にいる!
Word/MAYUMI ASAKURA.KOJI URANO.NAOJIRO ONUKI
Photo/YOTA AKAMATSU.MAKOTO OSAWA.YUKARI MUSHIKA(E-type) Illustration/SHOBU TSUCHIYA |
異業界と同業界両方の経験を活かして好きなクルマを創る!
1989年に入社し、数々の日産車のパワートレインに携わってきた高後哲也氏。近作は日産GT-Rの独立型トランスアクスル4WDを手掛けた。「苦労の連続だったが、今では“革新の仕事”がやれたと誇れる」と大仕事を終えた喜びを語る。自動車メーカーから電気設備会社へ転職し、再び自動車メーカーに戻るというキャリアを歩んできた高後氏が、異業種を経験したことで得たものは何か。
「さまざまな職人さんたちを取りまとめた前職の経験が役立っています。良いモノを創るために、人の気持ちを考えて仕事をする。これはクルマ創り以外を経験しないと分からなかったことです」
現在はパワートレイン開発本部を総括する立場にある高後氏。こうした考えが浸透した組織を作るのが目標だ。
「日産はエンジニアとテクニシャン(テストドライバー)の仕事が別ですが、以前いた自動車メーカーでは自分で乗って開発を進めるという姿勢でした。両方の長所を取り入れ、新たな開発体制を築くことが、僕のこれからの仕事です」
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