他業界から自動車業界に入る方法どうすればクルマを創るエンジニアになれるのか?
未来のクルマ創り エンジニアはこの業界にいる!
Word/MAYUMI ASAKURA.KOJI URANO.NAOJIRO ONUKI
Photo/YOTA AKAMATSU.MAKOTO OSAWA.YUKARI MUSHIKA(E-type) Illustration/SHOBU TSUCHIYA |
転職を機に“好き”を仕事に!スキルアップを求めて新しい職場へ
「大学卒業後、建材メーカーで基礎的な研究開発に取り組んできました。さらに自分のスキルを磨きたいと考えた時、興味のある二輪車か四輪車づくりで実現したいと思ったのが転職理由です」2006年9月にスズキに入社して間もなく2年。これまで4モデルの車体部品設計を手掛けてきた西口正記氏は、転職当時を次のように振り返る。
「10代のころはオートバイに熱中しました。その趣味が高じて大学では機械や材料の力学を専攻した、自分の“原点”に立ち戻ってみたんです」
オートバイに関して、その構造や部品一つ一つに至るまで熟知していた。二輪車メーカーを中心に転職活動を進め、最後に出会ったスズキに入社を決めた。
「入社して、各部品の強度や硬度の計測など、前職のスキルが役立つことに気付きました。好きなことを仕事にした分、集中して取り組めるのがいいですね」
当面の目標は製品開発スピードの速さに慣れること、車体全体の知識を習得し、基幹部分の設計を担当することだ。
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