他業界から自動車業界に入る方法どうすればクルマを創るエンジニアになれるのか?
未来のクルマ創り エンジニアはこの業界にいる!
Word/MAYUMI ASAKURA.KOJI URANO.NAOJIRO ONUKI
Photo/YOTA AKAMATSU.MAKOTO OSAWA.YUKARI MUSHIKA(E-type) Illustration/SHOBU TSUCHIYA |
冷蔵庫からクルマへ--分析・実験の経験は何にでも応用可能
“クルマ”と“食べるコト”が大好きという中村洋一郎氏。大学院卒業後の就職先は家電メーカーでの冷蔵庫の材料研究で、いわば“食べるコト”に関する職業。仕事には満足していたが、事業が縮小されることになった時、転職を考え始めた。「自然と“クルマ”に関わる会社に行きたいと思いました(笑)。やはり好きなコトを仕事にしたいですから」
4カ月の転職活動を経て、日野自動車に入社。現在は樹脂部品の実験に汗を流す中村氏だが、転職当初は前職との仕事の進め方の違いに驚いたという。
「今の現場は“しっかり”、“きっちり”という印象。前職は商品サイクルが速くてスピード感重視でしたが、今は1つのモノにじっくりと取り組めていますね」
大学院で得た知識と前職で培ったスキルを活かし、充実した毎日を送る中村氏は、自身の異業種転職についてこう語る。
「分析に使う機器の操作方法などのスキルは、自動車業界でも十分に活かせると実感しています。使う機械は多少違いますが、分析の基本は同じですから」
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