他業界から自動車業界に入る方法どうすればクルマを創るエンジニアになれるのか?
未来のクルマ創り エンジニアはこの業界にいる!
Word/MAYUMI ASAKURA.KOJI URANO.NAOJIRO ONUKI
Photo/YOTA AKAMATSU.MAKOTO OSAWA.YUKARI MUSHIKA(E-type) Illustration/SHOBU TSUCHIYA |
自動車未経験でも機械工学の知識が予想以上の高評価に
“自動車の血管”といわれる重要部品のワイヤーハーネス。安全や環境対策に関わる情報伝達パーツとして、近年その重要度は高まる一方だ。矢崎部品の開発統括部に所属する石塚直紀氏は、そんな基幹パーツであるワイヤーハーネスの先行開発に汗を流すエンジニアである。「前職が教師ということで、第一線の技術職に就くのには不安がありました。車は昔から好きでしたが、まさか仕事にできるとは思ってもいませんでした」
しかし、持ち前の探究心と前職で培ったコミュニケーション能力で、彼の技術者人生は開かれた。2度の面接を経て、見事に同社へ入社を決めたのである。
「ワイヤーハーネスの構造など、がむしゃらに勉強しました。不明点があればすぐに先輩をつかまえて聞く。そうこうしているうちに、仕事の面白みを感じられるようになってきたところです」
ワーキングホリデーで培った英語力を活かし、いずれは海外拠点への進出を目指す石塚氏は、「ここで学べることはすべて学びたい」と意欲を語ってくれた。
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