転職失敗例から学ぶ会社の正しい選び方(2) - 転職完全マニュアル

新卒に限らず、転職者にも起こる会社との相性ミスマッチ。そこで転職失敗例を基に、キャリア構築のプロたちに、自分のキャリアを伸ばせる相性の良い会社の選び方を聞いた。

2つの軸を持つことで最適な会社を選び出す

軸に沿って描いたキャリアを実現してきた山崎氏。しかし、山崎氏のように自分の軸を設定して転職したつもりが、失敗していまったという人も多い。なぜ自分のベクトルと合わない会社を選んでしまうのか?

結婚や離婚、再婚問題を解決するプロのカウンセラー、相馬かな江さんは、人生を左右するような大きな選択に失敗してしまう人の心理や特徴についてこう話す。

「結婚も転職も、双方にとってメリットを生む相手(会社)を選び出さなければうまくいきません。離婚に至ってしまう人は、これまで育ってきた自分の環境や習慣、価値観などにふたをして、相手(会社)の条件ばかりを追い求めることが多いですね。たとえ最初は順調にいっても、やがて将来の方向性に決定的なズレが生じてしまいます。ですから『自分のバックグラウンドをかんがみた志向性』と『相手に求める条件』という2つの軸を持つことで、ベストな相手を選択できると思いますよ」

同様に、数々の転職者を見てきたキープレイヤーズ代表取締役で、自らキャリアコンサルタントを務める高野秀敏氏もこうアドバイスする。

「転職したいという人の悩みを聞くと、転職の動機自体が整理されておらず、本当の理由が隠れている場合が多いんです。これがキャリアの方向性がブレる要因。ですから転職する際にお勧めしているのが、まず自分の好きな状態と嫌いな状態を書き出してみるということ。どういう状態であれば力を発揮しやすいのかを客観的に認識することで、自分の志向性が明らかになり、キャリアを潰すような選択には至りません」

mismatch case  6 面接での相性を信じたことが裏目に!

人間関係の悩みで転職を決意。第3志望の企業でしたが、面接で現上司と盛り上がり入社。ところが、いざ仕事をしてみると価値観が合わず、やりたい仕事ができません。
(メーカー/マーケティング/27歳)

「出会いはフィーリングが大切。その裏付けをじっくりと問うていくのが“お付き合い”」と話す相馬氏。このケースは、フィーリングのみで判断したことが敗因のようだ。また山崎氏は、「たまたま出会った相手に一目惚れしちゃったようなもの。人柄は見たけど、肝心の仕事を見ていなかったんですね」と斬る。

mismatch case  7 待遇の良さで転職したら落とし穴が!

年功序列が不満で、待遇の良さに惹かれて転職したんですが、周囲は第二新卒レベルばかり。前職のスキルを提供するだけで、まったく身に付くものがありません。
(通信事業/経営企画/30歳)

「そもそも企業が中途採用者に求めているのは、スキルを吐き出させることですよ」と語る高野氏。山崎氏も、「ちょっと依頼心が強過ぎる人ですね」と苦言を呈す。ただし、「プラスアルファが得られるのは、スキルを吐き出した後。短期間で判断するのは危険です」と高野氏は話す。

mismatch case  8 30歳、未経験転職が生む悲劇!

心機一転、30歳で未経験転職を決意。ところが教育制度とは名ばかりで、いきなり業務に放り込まれました。しかも年下に使われ、精神的にきついです。
(SIer/SE/30歳)

「本来キャリアは積み上げるべき。幅をいくら広げても、商品価値になりません。つまり、30歳で部下に教えられるような転職自体が失敗なんです」と山崎氏は語る。高野氏も同様に、「隣の芝生は青く見えがち。未経験転職は大変だということを肝に銘じてほしい」という。

mismatch case  9 安定を求めたのに転職後に吸収合併!

ボーナスの増減が激しいベンチャーに6年勤め、結婚を機に安定した大企業に転職。ところが入社早々、会社が吸収合併。前職より不安な毎日を送っています……。
(人材ビジネス/法人営業/29歳)

3名の共通意見が「そもそも安定なんて、あり得ない」。相馬さんは、「安定を望むのは、自分の欲。共に成長しようという気持ちがないとダメ」と話す。また、高野氏は「企業規模と安定は比例しない。競合に対する競争力とか、売り上げに対する利益率を見て転職を判断すべきですね」と指摘する。

mismatch case  10 ワークライフバランスで市場価値が急落!?

数字がすべてという価値観が嫌で転職。現職はワークライフバランスが取れているものの、同世代の働きぶりを見ると自分の市場価値が心配で、日々焦るんです。
(金融/リテール営業/32歳)

「現実に、忙し過ぎて家庭を省みず、離婚するケースが増えています」という相馬さん。しかし、キャリアアップを望むのであれば、山崎氏はこうアドバイスする。「30代前半に働き盛りのピークを持ってこないと、その後のキャリアがつらい。この時期に仕事の密度を下げる転職はオススメしない」。

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