お局様と本音|typeオリジナルマンガ
アーノルズはせがわの連載第2回。普段は厳しいお局様の心境を描いた人間ドラマです。思いがけない仕返しを受けるお局様に同情の声もちらほら。
ビジネスパーソンに聞いた「お仕事あるある」アンケートをもとにした、typeオリジナルのWebマンガです。
更新日:2018.02.27
私の会社にはお局がいる。
私の会社にはお局がいる。お局は説教が長い。
「ねェこの資料作ったのアナタ?どういう顔してたらこーんな見づらい資料作れるのかしら?私は不思議でしょうがないわよ」
たった1つのミスに嫌味をブレンドし長い長い極上の説教へと昇華させる。
「大切な時間をムダにしてくれてありがとう
「ハイお疲れサマでした」
「あとは私が直しますんで」
「ハァー何で私がこんな事…」
「私がアナタ位の時はもっと仕事できたわよ」
もはや錬金術士。
嫌味の錬金術士。
「菅井さん(お局の名前)のおっしゃる通りです」
私に許された言葉はこれだけ。
反論すれば疲れるだけだ。
しかしお局も飲み会の席では、「杉田さんこの前は言いすぎたわごめんなさい」と塩らしい様子。
「私もこんな風になりたくなかった」
「会社に入ってただただ認められたくてがむしゃらに働いてきた。それで周りが見えなくなっていったのかもね」
「同期や先輩はみんな結婚して退社。気づけば私が一番上よ」
「イライラやプレッシャーがつい言葉を強くしてしまったわ。許してちょうだい。でもこんなクソババアの言うこと信じられないわよね」
菅井さんの吐露を聞いて神妙な顔をしている杉田。しかし彼女が放った一言は、
「菅井さん……おっしゃる通りです」
そりゃお局も思わず「えっ?!」ってなるわ。
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