寝坊と勇気のオフィスカジュアル|typeオリジナルマンガ
タテノカズヒロの連載第8回。前日の女子会のせいで大事な打ち合わせにまさかの寝坊!急遽友人から借りた服がまさかの悲劇を招く……。
ビジネスパーソンに聞いた「お仕事あるある」アンケートをもとにした、typeオリジナルのWebマンガです。
更新日:2018.02.27
お泊まり女子会の翌日。
業務用ウィスキーの空いたボトルが転がる部屋でタイ子は目を覚ました。
タイ子「う…うーん。ん?え!うそ!?8時!?やばい!」
サーーーーッと血の気が引く音。それもそのはず。タイ子は直行で打ち合わせの予定だったのだ。
タイ子「ノートとペンはコンビニで買うとして………服!
今日に限ってなぜこんな服…!」
タイ子はくまさんの耳のついたトレーナーを着てきた自分を呪いながら、家主でお笑い芸人のトマ子を必死で起こす。
タイ子「トマ子!トマ子!起きて!あと1分で出来ないと間に合わないの!キレイめの服貸して!」
トマ子「んーーーわたしそんなの持ってないよ。シャツはコレ1枚しか……」
タイ子「あるじゃん!貸して!じゃあね!」
奪い取るようにしてトマ子の一張羅を借り、急いで打ち合わせに向かった。
場面は変わり、商談相手は少し戸惑った様子だ。
商談相手「鈴木さん(タイ子)の会社は……けっこうカジュアルOKなんですね」
そう、タイ子が借りた服は、胸に大きくドクロが描かれたロックなシャツだったのだ。
タイ子「……あいや…そうでもないんですが…
これはですね…
ダラダラダラダラ」
必死で弁解するが…
タイ子「今回の商談が海産物に関係してますので女海賊の気分でですね
この海を制するぞというかんじでですね
この企画を必ず成功するぞという意気込みを表したくてですね」
後日――
「わーーーんあれから陰で『海賊王』って呼ばれてるの…トマ子のせいだからね!」
トマ子「私のせいじゃないでしょ」
プウ子「私なら休むもんな。さすが海賊王」
またひとつ伝説を作ったタイ子であった。
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