芦名勇舗×嵜本晋輔対談! 成功者が語る挫折の乗り越え方「全ての事象は人生の”面白い伏線”でしかない」
元Jリーガーにして、リユース事業を手掛ける(株)SOUの代表を務める嵜本晋輔さんと、電通・プルデンシャル生命の最年少営業所長・ハリウッド俳優、そして起業と異色の経歴を持つ芦名勇舗さんの対談第3回。今回は、波瀾万丈なキャリアを歩んでいる二人の挫折経験について聞いた。
戦力外通告と、想定外の別れ。挫折経験は人生に好影響をもたらす
——嵜本さんは、これまでに挫折を経験したことはありますか?
嵜本:人生を通して挙げるとしたら、戦力外通告を受けたことが大きな挫折かなと思います。あの経験がなければ、今こうして日々危機感を持って生きていないでしょうし。順風満帆でセカンドキャリアを歩むのと、どん底まで突き落とされてからセカンドキャリアに挑むのとでは、次の人生は全く違うものになるんじゃないかと思います。なので、サッカーをやっていて良かったことも、戦力外通を受けたことですね。
——芦名さんはいかがでしょうか?
芦名:挫折はないですね。ただ、上手くいかなかったことはめちゃくちゃあります。
——それは挫折に入らないんですか?
芦名:全く入らないです。「上手くいかなかった」というのはただの現実で、「挫折」は解釈じゃないですか。
——でも、悔しかったり悲しかったりはするわけですよね。それをプラスに変えることができるのはなぜ?
芦名:僕の人生は絶対に成功するに決まっている、と考えているからです。他の人は、「自分の人生はどうせ上手くいかない」と思っているから、この現象もその引き金になると感じるんですよ。僕は人生が絶対上手くいくと思っているので、起こること全てが映画でいうところの“面白い伏線”でしかないんですよね。
ただ、どうしても立ち直れなかったことも一つだけあるんです。22歳の時に、当時付き合っていた彼女に振られたんですよ。僕が遊びすぎたのが原因なんですが、それでも彼女とは別れるわけがないと思っていた。その時は、辛いことは時間が解決してくれるんだな、ということを学びました
——嵜本さんは、そういった経験はないですか?
嵜本:もちろん、異性と上手くいかなかったこともあります。ですが、それを挫折と捉えずに「この方とは縁がないんだ」と考えるようにしていました。
芦名:まさにおっしゃる通りで、運命は決まっているんですよ。出会うのも、それがミスマッチなのも、全て運命なんです。
——人との出会いも、仕事も、来たものを受け止めるんですね
芦名:僕の人生は絶対に成功すると決まっているけど、目の前で良くないことが起こるのも運命なんです。
以前は周りからどう見えるかを意識して生きていましたが、プルデンシャル生命保険を辞めて海外に出てからは、自分に素直に、等身大でいる方が楽だし、そっちの方が人からも愛されるということを学びました。
——運命はもう決まっているからこそ、ありのままの自分でいようと思ったわけですね
「ポジティブ変換」という思考術と「勇気」というテクニック
——挫折を挫折と捉えないお二人の思考は、どのように養われたのか気になります
嵜本:挫折を経験して、その都度自分でしっかり考えてきたことで、今の思考に行き着いたのだと思います。経験を積まないと、思考を変えることもできないですし。あとは、ポジティブな言葉を使う人と一緒にいることで、自分の考え方も変わっていくのではないでしょうか。
芦名:一番大事なのは勇気ですね。なかなか前に進めない人からしたら、上手くいっている人が「もともと勇気がある人」に見えるんですよ。でも、その人だって毎回勇気を振り絞っている。これは厳しいな、という局面で選択するんです。勇気を使うのか、使わないのか。ただそれだけのことです。勇気は自分の中からわき出てくるものなので、仕入れコストもかかりません。めちゃくちゃお得ですよね?他の人だったら勇気を使わないだろうな、というところでも勇気を使う選択をする。これの連続ですね。
嵜本:挫折を「次に輝くためのチャンス」という言葉に変えたとしたら、新しいことにチャレンジするきっかけに変えていけるようになるのではないでしょうか。意図的にそういう言い換えをしていくことで、先が開けてくるんじゃないかと思います。
この対談は動画でも視聴することができます。ぜひ下記からご覧ください。
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