若いサラリーマンの7割が副業に関心あり
R25による25~34歳の男性社会人489人から副業に関するアンケートを実施した結果、副業経験者は27%、副業をしたい人は43%と、7割が副業に関心を持っているという結果が出ました。その背景には、給料アップが期待できないこと、ボーナス・残業代のカットなど、収入の低下やそれに伴う不安が挙げられます。
副業の収入は月4万円前後が平均です。アンケート結果では67%が「インターネットを利用した副業」と回答しています。
副業支援サイト運営会社である株式会社ネットピコの中野貴利人さんは「ネットオークションやせどり(古本の転売)は、安く買って高く売るという簡単な仕組みなので、収入につながりやすいです。アフィリエイトは、自分の関心ある分野のサイトを作れば、気軽に立ち上げることが出来ます。副業で10万円以上の収入がある人もいます」と言います。
また、副業経験者に行ったアンケートでは12%が「飲食店でのアルバイト経験がある」と回答しています。ただし「学生時代にアルバイトしていた職場に戻る場合、当時のメンバー構成と違うことが多いです。そのため、学生時代のような面白さがなく、すぐ辞めてしまうケースもあります」と中野さんは言います。(参考資料:R25 平均は月4万円!「週末副業」事情)
副業によってビジネス感覚を養う
「副業をやって良かったことは?」という問いに対して、77%の人が「収入が増えた」と回答しています。もちろん、収入を増やすための副業ですから、この項目は大前提でしょう。
副業に関して見逃せない回答は30%が回答した「知識やノウハウが身に付いた」という点です。例えば、アフィリエイトではインターネットでどのようなものが売れるのか、マーケティングを行う必要があります。また、ビジネスセミナーなども活発に行われています。
したがって、副業からビジネスパーソンとしての意欲やスキルが高まり、本業の仕事に還元できることも増えます。本業だけでは理解できなかった部分も把握できるようになりますから、ビジネススキルを身につける意味でも副業に挑戦してみる価値はありそうです。