日本の出版業界に今、電子化の波が押し寄せています。2012年にはインターネット通販大手Amazonが電子書籍端末『Kindle』を発売し、その波は俄然高くなりました。
しかし電子書籍の世界では、少し気になる動きが出てきました。それは『電子書籍端末が売れなくなってきている』ということ。いったい何が起こっているのでしょうか?
アメリカの大手新聞『ウォール・ストリート・ジャーナル』が2013年1月4日に報じたところによると、2012年の電子書籍端末の世界出荷台数は前年比28%減の1990万台。
それとは逆に大きく出荷台数を伸ばしたのがタブレット端末。2012年には1億2230万台が出荷されたと推測されています。
これはタブレットでも電子書籍が読めるようになったことに要因があります。例えばAmazonの電子書籍販売サイト『Kindleストア』で購入した電子書籍は『Kindle』で読むことができますが、iPadやAndroidタブレットでも、アプリケーションをインストールすれば読むことができるようになっているのです。
しかし一概にタブレット端末が優れているとは言い切れません。それぞれの特徴を知った上で端末を選ぶ必要がありそうです。
読書だけでなく、ゲームもネットも楽しみたいなら『7インチタブレット』がオススメ
最近、ディスプレイサイズが7インチのタブレット端末が続々と登場しています。それがAppleの『iPad mini(16GB wi-fiのみモデル2万8800円)』と、googleの『Nexus 7(16GB wi-fiのみモデル1万9800円)』です。
7インチタブレットは片手で持てるサイズになっており、持ち運びにも苦労しません。そして様々なアプリケーションが利用できます。ゲームを楽しむこともできますし、仕事にも使うことができるというわけです。またwi-fi環境下であれば、インターネットも利用可能です。
読書だけではなく、いろいろな事を楽しみたいなら、7インチタブレット端末を選択しましょう。
電子書籍端末なら買い換える必要なし!?
電子書籍端末の代表格と言えば、昨年発売されたAmazonの『Kindle Paperwhite(7980円)』。この端末は先進的な技術が投入された、最新鋭の電子書籍端末です。