ここ数年、就職活動にソーシャルメディア(SNS)を活用する『ソー活』が話題となっています。でも「SNSを使ってどのように就職活動をしているのか分からない」というビジネスマンも多いいと思います。就職活動をしている学生は、どのようにSNSを活用しているのでしょうか?
株式会社電通パブリックリレーションズは、就職活動中の大学3年生を対象に『電通PRソー活調査』を行いました。この調査によると、45.3%の学生がSNSを利用して就職活動を行っているという事実が明らかとなりました。
ところが転職活動を考えている人は、SNSの利用をあまり前向きに捉えていません。キャリアデザインセンターが25~34歳の若手ビジネスパーソンを対象に『転職活動にソーシャルメディアを利用したいと思うか』と聞いたところ、既に利用している人はわずか5.6%。逆に57.1%の人は『利用したくない』と答えています(キャリアデザインレポート2012 ソーシャルメディアを転職活動に利用したいと思いますか)。
グラフ:キャリアデザインレポート2012 ソーシャルメディアを転職活動に利用したいと思いますか
しかし『電通PRソー活調査』からは、転職活動にも利用できそうな活用方法を見つけることができます。
学生の利用方法は、転職活動にも使える!
SNSを利用する学生のうち、41.9%は『企業のFacebookページを見て、情報収集するのに利用している』と答えています。また『企業のTwitterアカウントをフォローし、情報収集するのに使用している』という答えが16.2%でした。就職したい企業の情報を、いち早く手に入れたいという考えが分かります。
これはそのまま転職活動にも利用可能です。転職を考えている企業がFacebookやTwitterのアカウントを持っていれば、フォローしておくことで求人情報を早く手にすることができます。
更に、学生がSNSを利用する目的も調査しています。この調査からは学生がSNSを利用してどんな情報を集めているのかが分かります。学生がSNSを利用する目的とは一体何なのでしょうか?
学生がSNSを利用する目的は、求職者にも当てはまる!!
学生がSNSを利用する目的の1位は『企業の雰囲気や風土を具体的に知ることができるから』でした。特にFacebookは、企業側から雰囲気や風土を伝える記事を投稿して、アピールするのに適したSNSです。無料で利用でき、文字数制限もなく、写真を目立たせることができるので、企業側もFacebookに力を入れているというわけです。
求職者も、転職先企業の雰囲気や風土は気になるもの。求人に応募する前に企業をフォローしてリサーチをすることが、いい転職活動に繋がっていきます。
学生のSNSの使い方を参考に、SNSを転職活動の武器にしていきましょう。