よくスポーツ選手は「イメージトレーニングが大事」だと言います。今出来るプレーより少しでもいいプレーを思い描くことで、実際に動くときに集中力を高めやすくなります。また「大きな大会でいい成績を残す」というような、具体的な目標をイメージすることも大切です。
イメージトレーニングはスポーツだけに留まらず、ビジネスの世界でも通用します。果たしてどのようなイメージトレーニングを行えばよいのでしょうか?
カリスマ講演家のイメージトレーニングとは?
アメリカNo.1モチベーターとして、数多くの企業で講演を行ったジグ・ジグラー。元々は売れないセールスマンでしたが、ある講習で講師に「君は大物になれる」と言われたことで、セルフイメージを一新。セールスマンとして成功を収めました。この成功体験を多くの人に伝え続けた、カリスマ講演家です。
「君は大物になれる」と言われたジグラー氏は、どのようにセルフイメージを一新したのでしょうか?
セルフイメージで大切なこと
ジグラー氏は『ジグ・ジグラープログラム』という、自己開発プログラムを残しています。この中で「目標を達成するためには健全な自己イメージを持つことが重要である」と唱えています。
「健全な自己イメージ」とは、あるがままの自分を受け入れるということ。自分を過小評価したり、能力を限定したりすることを改善、排除することです。
売れないセールスマンだったジグラー氏は「君は大物になれる」と言われたことで、自信を持って考え、行動することを徹底しました。すべての物事をポジティブに捉えていったのです。売れないセールスマンでも「少ししか売れなかった」という考え方ではなく「今日はこれだけ売れた」と捉えるというわけです。
まずは自分を客観的に、純粋に見つめ直してみましょう。その際には「○○が出来ない」ではなく「○○なら出来る」という前向きな気持ちで取り組んでみましょう。
寝る前に1日を振り返る
自分を見つめ直すのに最適なのは、寝る直前。目を瞑って、1日の行動を振り返ってみましょう。今日は何が出来たのか、どんな成果があったのかを考えましょう。またどうしたらもっと大きな成果を上げられたかを考えることは、次の成功への道しるべになります。
もちろん失敗する日もあると思います。そんな時はなぜ失敗したのか、どうしたら成功に結びついたのかを考えることで、次の失敗を防ぐ事にも繋がります。
こうして1日1日を振り返ることが「健全な自己イメージ」を作り上げていきます。まずは今晩、今日1日を振り返って、明日の成長に繋げていきましょう。