面接って緊張しますよね。でも、何を聞かれるのかわからない状態で、知らない人に会うのだから緊張するのは当然のこと。大切なのはしっかり準備をして、本番での緊張を和らげることです。
面接は準備が8割
今回は面接を成功させるコツを紹介します。
まず知っておくべきポイントは「面接は準備が8割」と言われていることです。「聞かれたことをその場の思いつきで話せばいいや」で通るほど、面接は甘くはありません。面接官も少しでも優秀な人材を採用しようと必死だからです
面接の悩みでよく聞くのが緊張してしまうことですが、これも準備をしっかりすることで、緊張を和らげることができます。ただ、「面接で緊張するのは当たり前」ということを覚えておいてください。真剣勝負の場で初対面の人と話をするのですから、緊張するのは当然です。
だから、緊張しない方法を探るよりは、勝負の8割を決める面接の“準備”に時間を多く割くようにしましょう。それが成功への近道です。準備することはいくつかあるので、ケースごとに紹介していきたいと思います。 それでは「面接の必勝法」講座のスタートです!
面接のコツや必勝法は?
最初の準備は「彼(敵)を知り、己を知れば、百戦殆うからず」の言葉にもあるように、“面接を受ける企業”を知ること、そして“自分自身”を知ることです。
まずは企業研究を徹底して行いましょう。その企業が主力としている事業は何か? サービスは何で、どこが強みなのか? 従業員は何人程度なのか? 今後のビジョンは何なのか? など、インターネットや新聞で集められる情報は全て集めるべきです。また、その企業の事業がスマホのアプリ開発などであれば、自分で使ってみることも重要です。
面接で緊張する原因の1つは、“知らない相手”と話さなければならないからですが、それを準備によって“知っている相手”に変えてしまうのです。企業のことがよくわかると、そこから自然と「その企業で何をやりたいのか(志望動機)」と「自分が何で貢献できるのか(自己PR)」は浮かび上がってくるもの。
逆に言えば、企業のことをよく知らないのに「志望動機」も「自己PR」も披露できるのは不自然ということ。面接で心から湧き出ることを話すことができれば、変に緊張することはなくなります。
面接の練習をしよう
次の準備は自分を知ることです。企業のことをよく調べ、「志望動機」と「自己PR」が明確になったら、面接の練習をしてみましょう。今はスマホやタブレットなどで手軽に動画を撮ることができるので、面接を練習している自分を撮影してみてください。
見てみると、きっと驚くと思います。「えっ、自分はこんなに怖い顔で、睨みつけるようにしてボソボソと話をしていたのか……」などと思うかもしれません。人は真剣であればあるほど顔が怖くなるので、これは仕方のないことですし、真剣であるというサインでもあります。
ただ、真剣さを伝えるのは“話す内容”にして、“話す姿勢”では人柄をアピールしたいところ。何回も動画の撮影&チェックを繰り返しながら、笑顔で明るく話ができるように練習をしましょう。
目安は、あなたが「こんな人と一緒に働きたい」と思えるかどうかです。同じ職場で暗い人と一緒に働くよりも、明るい人と働くほうがいいと思う人の方が多いはず。自分をよく知り、本番に備えてしっかりと面接の練習をしておきましょう。
先輩と同じ失敗をしない!
最後に、「先人の教え」を知っておきましょう。過去に先輩たちが数々の失敗を繰り返してきたことから、同じ轍を踏まずに済むよう、。事前に失敗例を知っておくことが不可欠です。
まず、入退室時の礼儀を忘れないようにしましょう。当然ですが、入るときはノックをして、礼をして「よろしくお願いいたします」と挨拶。退室時も「本日はありがとうございました」と礼をしてからドアを閉めましょう。この基本中の基本を忘れてしまった先輩が数多くいます。
次に、ダラダラ話をするのはやめましょう。面接官は何人も面接をしているので、ハッキリ言えば疲れていますし、同じような話を何度も聞いている状態です。そのため、ダラダラと長く話せば話すほど印象は悪くなってしまいます。
言うべきことは事前準備でしっかり整理してきたはずです。それを明るく端的に伝えるようにしましょう。「これだけは伝えたい!」というポイントさえ話すことができれば、それで十分です。
しつこいようですが、「面接は準備が8割」です。何が勝負を決めるかはもうみなさんおわかりですよね? 先輩方の失敗を踏まえた上で事前準備をしっかりと行い、面接に臨みましょう。