転職したいけどスキルに自信がない…転職できるか判断する方法は?
転職をしたいと考えているけれど、下記のような状態でなかなか踏み出せないという方も多いのでは?
・自分のスキルに自信がない
・転職活動に何から手を付けて良いかわからない
・今の職場から本当に転職するべきか判断できない
・転職が漠然と不安・なんとなく怖い
特に、転職経験が少ないと「次の職場で上手くやっていけるか」「今のスキルで通用するのか?」など、色々と考えてしまいますよね。
本記事では、転職に不安を感じている人に向けて「転職をした方がいい人、してはいけない人の具体例」や「スキルがないと思っている人でも転職を成功させる方法」を解説します。
今抱えている不安を取り除き、満足のできる企業へ転職を成功させましょう。
「転職したいけれどスキルに自信がない」。不安の解消方法は?
転職したいけれど不安、怖いという気持ちがあり、一歩踏み出せない人がやるべきことを3つ紹介します。
転職に対する知識や考え方を変えることで、転職に対し前向きになることができます。改めて自分と向き合い、不安や恐怖を解消しましょう。
本当にスキルがないのかを考える
「今の自分には転職で活かせるスキルがない」と考える人は少なくありません。しかし、本当に自分には何もスキルがないのでしょうか?
今まで働いてきた仕事の経験は、何かしらのスキルとして次の企業でも活かせるはずです。自分では大したことがないと思っていたスキルでも、他社では必要なスキルと評価されることもあります。
例えば、製造業の経験がある人であれば、作業効率を考え生産性を上げる工夫や改善をした経験があると思います。その時に考え、行動した経験は他業種でも活かせる可能性があるのです。
スキルは必ずしも仕事上で身につけたものである必要はなく、プライベートや学生時代に培った「コミュニケーションスキル」も仕事をする上で必須のスキルです。
これらの知識やスキルを学ぶ方法はたくさんあり、専門分野に関する本やオンラインスクール、SNSなどが挙げられます。また、自発的に学習する姿勢自体を評価してくれる企業も少なくありません。
自分では気づいていないスキルや、今後身につけたいスキルがないか、今一度自己分析してみましょう。自分の特徴や今後目指したい姿が明確になり、不安や恐怖の解消に繋がります。
なぜ転職したいのかを明確にする
転職をする明確な理由がない人は、不安を感じやすい傾向にあります。
「なんとなく今の会社より良い条件で働きたい」「周りが転職したから自分も転職したい」このように、明確な転職理由がない人は、転職活動に力が入らなかったり、何をすべきかわからなくなったりするため、不安は増していきます。
具体的な転職理由を洗い出すことで、転職したい企業が明確になり、そのために必要なスキルも見えてくるでしょう。進むべき道がはっきりとしてくれば、自信を持って転職活動に取り組めるようになるはずです。
以下の転職理由を元に、自分がなぜ転職したいのか、転職してどうなりたいのかを具体的にイメージし、転職の方向性を明確にしてみましょう。
・人間関係が上手くいかない
・給料が安い
・残業が多い
・休日が少ない
・キャリアアップが望めない
・仕事にやりがいがない
・社風が合わない
・会社の将来性が不安
・新しい業種にチャレンジしたい
・将来起業をしたい
また、こちらの記事では転職理由を整理できる、具体的な3つの質問を用意しているので、合わせて参考にしてみてください。
20代はスキルがなくても比較的採用されやすい
20代は、30代以降の世代と比べてスキルがなくても採用されやすい傾向があります。
現状でスキルがなくても、「今後スキルを身につけて欲しい」というポテンシャルを見込んだ採用をする企業も多いのです。
ただし新卒と異なり、社会人としてのマナーが身についていることや、どのように会社に貢献できるのかなどを選考で確認されるので、自己分析や業界・企業研究など、転職活動の準備は入念に行っておきましょう。
20代はスキルが全てではありません。これから学んでいく姿勢、今できることに全力で取り組む姿勢が評価される世代です。現時点でスキルがないと落ち込まず、積極的に転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
転職をするべきか判断する基準は?
今の職場を転職するべきか、しないべきか悩む人も多いでしょう。転職にはメリットはもちろん、デメリットも存在します。
転職後に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔しないためにも、デメリットもしっかりと把握した上で、転職をするべきか判断しましょう。
また、必ずしも全ての人に転職をおすすめするわけではなく、「転職をするべきではない人」もいます。自分が転職をするべきではない人の条件に当てはまっている場合は、今一度転職について考えてみてください。
転職のリスク、デメリットも判断基準の一つ
転職する際は、ついつい「転職をすることで得られる明るい未来」ばかりを見てしまいがちです。
しかし、転職をすることにより、リスク、デメリットもあることを忘れてはいけません。これらを軽視してしまう人は、転職失敗のリスクが上がってしまいます。
転職をする具体的なリスク、デメリットの例を参考に、それでも転職をしたいと思うか確認してみましょう。
・給与が下がったり、休みが減ったり、条件面が悪化する恐れがある
・一から人間関係を構築する必要がある
・仕事内容がイメージと異なる場合がある
転職をするべきではない人の特徴
転職をすべきか判断するために、「転職をするべきではない人」の特徴も理解しておきましょう。
転職をするべきではない人は、自分が置かれている状況を冷静に判断できていなかったり、転職に対する考えが甘かったりする傾向があります。
その場合、転職先選びを誤ってしまい、何度も転職を繰り返すという負のループに陥ってしまうのです。
自分が、転職をするべきではない人の条件に当てはまっていないか確認し、「本当に今転職が必要か?」を再度考えてみましょう。
転職の目的が抽象的な人
転職の目的が抽象的な人は、転職後に後悔するケースが多いため注意が必要です。
転職の目的がなければ、本当に自分が望んでいる転職先を見つけるのは難しく、転職できたとしても具体的な仕事のイメージが湧いていないので、実際に働き始めた時に不満を持つ可能性が高くなります。
面接を受ける際にも、転職の目的である「志望動機」は必ず聞かれる項目ですが、目的が抽象的では志望動機を明確に答えることはできません。
「今の仕事が嫌だから転職する」のではなく、「〇〇がやりたいから転職をし、そのためにこの仕事、転職先を選びました」とロジカルに答えることが大切です。
転職の目的を具体化させるためにも、まずは自己分析を行い自分の考えを整理しましょう。
転職理由が会社の環境にある人
「会社の環境への不満」は転職を考える大きな理由の1つでしょう。しかし、面接や選考時に不満をそのまま伝えてしまうのはNGです。
「自分の頑張りが正当に評価されなかった」「人間関係が良くなかった」といったネガティブな転職理由は、「転職後も同じような理由で退職されてしまうのではないか?」と企業に感じさせてしまう可能性があります。
もし本当に自分の実力があり、正当に評価されていなかったとしても、企業はそれが事実だと判断する材料がないのです。
このように、ネガティブな理由だけで転職をしたいと考えると、企業への印象は良くありませんし、転職後に同じ理由で退職してしまう可能性があります。
ポジティブな転職理由がない場合は、一度冷静になって転職理由を考え直してみましょう。
転職に全てを求めてしまう人
「転職に関する希望条件を全て満たす企業でないと転職したくない」と考えている人は、優先順位を絞った転職活動をしたほうがいいでしょう。
全ての条件を満たす企業を見つけるのは非常に難しく、転職先候補が極端に狭くなるため、いつまで経っても転職先が決まらない恐れがあるからです。
例えば、毎日絶対に定時退勤が可能で、完全週休2日制、専門知識やスキルが不要、簡単な軽作業という条件で年収1000万円を超えるといった条件の企業を探そうと思っても、現実的ではありません。
上記は極端な例ですが、条件を求めすぎず、これだけは譲らないというポイントを絞り、転職の目的を叶えるための活動をすることが大切です。
転職したいけど自信がない・・・。転職成功のポイントは?
スキルや経験に自信を持てない人が転職を成功させるための、4つのポイントを紹介します。
転職活動を始める前の準備から内定後の心構えを知っておき、転職に対する不安や恐れを解消しましょう。
自分の市場価値を知り、転職先を絞る
自分のスキルや経験と企業が求めている人材の条件を照らし合わせることで、自分の市場価値を知ることができます。
市場価値を知ることで、「希望条件を満たす企業へ転職可能か」「今の自分に足りないスキルは何か」が見えてきます。
その情報を元に市場価値と採用ニーズが合致する企業へ応募することで、採用される確率は上がるでしょう。
現状のスキルが足りていない場合は、一旦スキルを磨ける企業へ転職し、必要なスキルを身につけてから、第一候補の企業へ転職するのも有効な手段です。
また、自分の市場価値がわからない場合は、「転職エージェント」に相談をしてみるのもいいでしょう。多くの転職を成功させてきたプロの目線から、客観的にあなたの市場価値をアドバイスしてくれます。
まず転職活動を始めてみても良い
転職するかを迷っているのであれば、まずは転職活動を始めてみるのも良いでしょう。
転職活動を通して、今まで不安に感じていたことが払拭されたり、新しい経験を得ることができるからです。
実際に求人を見ることで、転職市場の把握や自分の市場価値を知るきっかけになります。職務経歴書や履歴書を作成していくうちに、自分が企業に求めている条件が明確になり、スキルや経験の棚卸しもできるのです。
仮に、内定が出ても必ず転職する必要はありません。自分の視野を広げるためにも、まずは行動してみるのも良いでしょう。
焦らず転職活動をしよう
転職活動は、焦ってするものではありません。「早く転職したい」「今の職場から解放されたい」という気持ちはわかりますが、焦って転職をすると、入社後のミスマッチが起きやすくなってしまうのです。
また、転職前に離職してしまうと収入が一時的にストップするため、焦りから当初の希望条件を下回る企業へ入社したり、畑違いの職種に飛び込んだりしてしまい、結果的に退職につながるケースもあります。
満足のいく転職を成功させるためにも転職活動は焦らずにじっくりと行いましょう。
内定が出ても気を抜かない
転職活動のゴールは内定だけでなく、入社後の満足度も非常に大切です。
転職活動中に内定が出ると舞い上がってしまい、すぐに入社の返事をしてしまいたくなりがちですが、落ち着いて条件面の確認を再度行いましょう。
給与や待遇などの条件面をしっかりと確認せずに入社し、最初に提示された条件と異なる条件で働くことになるケースがあります。条件や待遇に関する項目は全て書面でもらい、全て合意の上で入社するか判断しましょう。
まとめ
転職活動の経験が少ない人は初めてのことが多く、不安に感じるかもしれません。しかし、
自己分析をしっかりと行い、求めている条件や転職先を明確にすることで、漠然とした不安は薄まっていくと思います。
自分のスキルや経験に自信がない人は、働きながら勉強し学んでいけば良いのです。いつまでも不満を抱えて働くよりも、自分の可能性を信じて視野を広げてみてはいかがでしょうか。