Technique

この書き方、実はNG!あなたの職務経歴書を改善する7ポイント

多くの人が「内容」ではなく「書き方」で損をしている

書類選考において、採用担当者は職務経歴書の経歴・実績を見て入社後活躍できる人材かどうかを判断しています。

逆に言うと、あなたの経歴や実績は職務経歴書でしか判断することができません。そのため、書き方を間違えるとせっかくの能力が正しく伝わらず、書類選考で不採用となってしまうことがあります。

特に人気企業は応募者数が多く、書類選考でふるいにかけられる人数も多くなりがちです。きちんと実績を上げていてそれを書いているのに、なぜか書類選考で不採用になることが多いという方は、「内容」ではなく「書き方」で損をしているかもしれません。

評価される職務経歴書の書き方を知らない方は意外と多いので、少し気を付けるだけで一気に他の応募者と差をつけられます。ご自身の職務経歴書を思い浮かべながら、1つでも改善できそうなポイントを見つけてみてください。

これさえ気を付ければOK!簡単に改善できる7ポイント

1.文章ではなく箇条書きで 2.できるだけ数値化する 3.自己PRにはエピソードを 4.長過ぎ・短過ぎNG 5.就業環境はHPから引用 6.昇進・表彰歴は理由付きで 7.職務内容と実績は分ける

1、文章ではなく箇条書きで

職務経歴書は、項目ごとに箇条書きで書きましょう。長々と文章で説明してしまう方が多いですが、職務経歴書は「読みやすさ」が非常に重要です。記載したい内容ごとに項目を作り、箇条書きで記載しましょう。

例外として、自己PR欄など「エピソード」を記載するような場合は、文章で書いても問題ありません。

●職務内容
来店するお客様の対応や電話対応をしたり、入居条件の確認を元に物件探しや問い合わせを行ったり、物件案内といった業務を行ってきました。また、広告・チラシ・ SNS 等を利用して宣伝を行い、集客に関連する業務も行っておりました。

●職務内容
*窓口対応
・来店するお客様の対応や電話対応
・入居条件の確認
・物件探し・問い合わせ
・物件案内

*集客業務
・広告・チラシ・ SNS 等を利用した宣伝を実施

2、できるだけ数値化する

営業成績や施策によって上がった成果は数字で示す必要があります。数字を入れて終わりではなく、その数字が組織に対してどれほど貢献したのか、どのくらいすごいことなのかについても記載すると良いでしょう。

例えば営業職であれば、売上金額だけではなく「100名中2位」、「目標達成率120%」といった書き方ができます。

実績の他にも、数字で説明できる部分は数字で示しましょう。例えばプロジェクトの人数の多さや、期間の長さなどは、個人によって感覚が違います。主観で「大規模プロジェクト」と書くのではなく、きちんと数字で説明することで書き手と読み手で共通認識を持つことができます。

●実績
・売上目標を達成
・営業成績3位を獲得

●実績
・12ヶ月中9回、売上目標を達成(20XX年)
・目標達成率:210%(20XX年XX月)
・売上高において全支店110人中3位を獲得(20XX年XX月)

3、自己PRにはエピソードを

自己PRでは、アピールしたいことを絞りましょう。1つのエピソードで複数の強みを盛り込むではなく、1つの強みについて1つか複数のエピソード(根拠)で説明することがコツです。

アピールしたい能力が2つ以上ある場合は、それぞれの能力についてエピソードが必要です。自己分析でアピールしたい能力を整理できたら、その能力があったことで評価されたこと、組織に貢献できたことなどのエピソードも一緒に思い出しておきましょう。

私の強みは、お客様との関係構築能力です。常に明るく丁寧に接することでお客様に親しみをもっていただき、説明はできるだけ簡潔に、お客様目線で分かりやすく伝えることを心掛けています。

私の強みは、お客様との関係構築能力です。親しみやすい接客と、簡潔な商品説明を心掛けており、「●●さんに担当してもらえると安心して相談できる」と言って、毎月ご来店くださるお客様も複数いらっしゃいます。
その結果、リピート売上金額の店舗内トップを6カ月連続で維持しています。お客様にお知り合いを紹介していただくことも多く、新規の顧客数も毎月上位3名の中に入っています。

 

私の強みは、英語力と行動力です。学生時代にイギリスへの留学経験があるので、語学力を生かして貴社に貢献していきたいと考えております。困難な状況でも諦めずに行動することができます。

【強み】
●ビジネスレベルの英語力(TOEIC820点)
海外のユーザーからの問い合わせメールをいただいた際にユーザーサポート担当の社員から翻訳と返信文面の作成を相談され、即対応しユーザーの困っていることを解消できました。

●実行力
それまで慣習で行われてきたレポーティング業務について、誰がどのように使っているのかを他部署にヒアリングするなどして整理し、業務の簡略化を上司に提案しました。最初は却下されてしまいましたが、足りない情報を調べ直したり、現場スタッフの工数を数値化するなどして、最終的にレポーティング業務の圧縮をすることができました。

4、長過ぎ・短過ぎNG

職務経歴書では、あなたのキャリアを「端的に分かりやすく伝える」ことが目的ですから、短過ぎるのはもちろん長過ぎてもいけません。

長さは、A4用紙2枚を目安にどんなに長くても3枚に収まるようにしましょう。ご自身の職務経歴書を見返してみて、これを超えている方は上記の「箇条書き」「数字で書く」を参考に調整してみてくださいね。

書くべき内容・書かなくてもいい内容の判断がつかなくて削れない場合は、以下の例を参考に「面接で伝えるべき内容」「職務経歴書には記載しなくてよい内容」が含まれていないかチェックしてみましょう。

記載する

・企業情報・部署の情報
例:会社概要、取り扱い商品、配属先の構成、プロジェクトチームの構成、役割・役職
・業務内容
・課題と取り組み
・身についたこと
・実績
例:組織にどのように貢献できたのか、売上など
・自己PR
例:強み、それが活きたエピソード、資格、表彰・昇進などにおいて評価されたポイントなど

面接で伝える

・キャリアプラン・今後のビジョン
・思考(例:どんなことを考えて動いたか、実績を上げられた理由、どのようなモチベーション・背景で入社したかなど)
・興味(例:興味の対象、なぜ●●に興味を持ったのかなど)
・数字で伝えた能力の詳細(例:英語力なら点数記載だけでOK)

記載しない

・退職理由、転職理由
・社会人として当たり前の心掛け(例:タイムマネジメント、タスク管理など)
・強みに通常業務の内容を書くこと(例:カスタマーサポート職が「顧客対応能力」と書く、営業職が「営業力」と書くなど)
・具体的なエピソードがない自己PR
・マイナスイメージにつながること(例:「未達成」「~できなかった」など)

5、就業環境はHPから引用

所属していた企業の「会社概要」や、配属先部署の人数、店舗の一日の客数といった環境面でのハードデータは記載しておきましょう。
数千人規模の会社で働いていたのか、100名前後の会社で働いていたのかではイメージが全く異なりますし、部署や店舗の人数や状況もあなたの業務を把握する上で重要な要素です。もちろんどちらが優れているということはありませんので、安心してありのままを記載してください。
会社概要は一般的に、企業のコーポレートサイトに記載されていますので、自分の言葉で書くのではなく、記載されている文言をそのまま使いましょう。

会社概要例

●会社概要
××××株式会社(20XX年4月~現在)
事業内容:営業効率化ソフトウェアの開発・販売(東証1部上場)
資本金:□□□億円、売上高:□□□□億円(XX年度)、従業員数:□□□□名

そもそもどんな項目を書く必要があるのか分からないという方は、職務経歴書のサンプルを活用してみてくださいね。

6、昇進・表彰歴は理由付きで

昇進・昇格の経験や表彰経験はアピールしたくなりがちですが、実は書き方に注意が必要です。

<昇進、昇格、表彰等の事実ではなく、その理由をアピールする>

「●年目で●●に昇進」や「最年少で課長に」、「社内賞を●●回受賞」といった記載をしてしまいがちですが、昇進・昇格、表彰の背景には、業務での取り組みや実績など、必ず何かが評価されているはず。昇進・昇格そのものをアピールするのではなく、何を評価されて昇進できたのか、どんな能力を認められて表彰されたのか、「理由」を書くことが重要です。

<昇進・昇格後のポジションで何をしたかを書く>

昇進・昇格した実績を上記のように記載した場合は、職務経歴書内で昇進・昇格後の役職・ポジションで、どのような役割を果たしているかも記載が必要です。

例えば課長に昇進したならば、その後「課長として」何に取り組んだのか、どのような実績を残してきたのか記載されていないと、「ただ肩書がついただけ」と受け取られてマイナスイメージに繋がってしまう可能性もあります。

同期入社の中で最速で課長に昇進することができました。

●カ月連続で営業目標を達成し、年間XXXX万円の売上を達成したことを評価をしていただき、20XX年XX月に同期入社の中で最速で課長に昇進することができました。現在は、課長として部下のモチベーションを保つために、●●に取り組んでいます。

7、職務内容と実績は分ける

職務内容と実績は、関連していることが多く一括りにしたくなってしまいますが、これは別々に項目を立てて記載する必要があります。

採用担当者は、職務内容を通して「経験」を、実績を通して「実力」を知りたいと思っています。この2つは似て非なる項目なので気を付けましょう。この際ももちろん箇条書きで記載することがおすすめです。

担当顧客の訪問、運用商品の販売・アフターフォロー、新規顧客開拓を担当してきました。毎営業日 ●件以上お客さまと接点を持つことを心掛け、 3年10カ月の間に不動産を XX件成約(収益約XX 万円)することができました。

●職務内容
・担当顧客の訪問
・運用商品の販売・アフターフォロー
・新規顧客開拓(一日●件)

●実績
・2年間で不動産を XX件成約(収益約XX 万円)

まとめ

ここまで7つのポイントを記載してきましたが、一貫して言えるのは「採用担当者が読みやすく、自分の魅力を端的に伝えられる職務経歴書」を意識することです。これさえできていれば、あなたの魅力はきっと伝わるはず。

また、必ずしもすべてのポイントを改善する必要はありません。まずは一番気になったポイントについて、できることからトライしてみてください。

マイページの職務経歴書編集画面はこちら
typeの職務経歴書を修正・登録するEdit

この記事に興味がある人へのおすすめ

職務経歴書の書き方完全マニュアル
職務経歴書の書き方完全マニュアル

職務経歴書は、あなたの経歴や実績、スキルを応募企業(採用担当者)にアピールするための書類です。ここでは、正確に伝えるために必要な書き方や、履歴書との違いといったポイントを例文を交えて解説します。 やってしまいがちなNGポイントや、メールや郵便で送付する際の注意点についてもまとめているので、初めての転職活動の方は特に必見です。 実際にダウンロードして使える職種別サンプル(フォーマット・テンプレート見本)もご用意しています。 そもそも書類選考とは 企業の採用試験における書類選考は、応募者の履歴書と職務経歴書をもとに行われます。それぞれ評価されるポイントが異なるので、選考で有利になるようにポイントを押さえた書き方が必要です。また、書類選考は入社試験における第一関門。採用担当者が「面接で会ってみたい」と感じるような書類を作成することを意識しましょう。 履歴書と職務経歴書の違い 採用試験では、一般的に履歴書と職務経歴書の提出を求められます。履歴書と職務経歴書では、採用側が知りたいと思っていることや評価基準は異なるので、それぞれに適切な書き方があります。一般的には以下のような評価ポイントの違いがあるのでまずはチェックしてみましょう。 採用側が履歴書で評価するポイント どんな経歴があるか 必要な資格を所持しているか 募集条件にマッチするか 志望動機に納得できるか 組織に適応しそうか 強い入社意欲を感じられるか 負担なく通勤できるか 見やすく丁寧に書かれているか 履歴書から読み取れるポイントには上記のものが挙げられます。履歴書は、あなた自身を伝えるための書類です。採用担当者は、写真や履歴書の内容からあなたの「人となり」を読み取ります。手書きの場合は特に丁寧さが表れます。以上を参考にして適切な書き方ができているかチェックしましょう。 採用側が職務経歴書で評価するポイント どのような実績をあげたか 必要なスキル・知識があるか どのような強みがあるか 仕事に前向きに取り組んでいるか アピールポイントが適切か 自己表現能力があるか 職務経歴に一貫性があるか 転職理由に合理性があるか 記載内容に矛盾がないか 職務経歴書から読み取れるポイントには上記のものが挙げられます。職務経歴書は、あなたのこれまでの経験や実績、職務能力を伝えるための書類です。分かりやすく要点をまとめ、上記のポイントが伝わる […]


この記事が気に入ったらいいねしよう!