<面接対策の仕上げ>模擬面接のやり方【面接対策パーフェクトガイド】

面接対策で質問への答えを用意した後は、本番を想定した「模擬面接」を行い、体を動かして声に出してみることをおすすめします。
模擬面接を繰り返して練習を積めば、格段に受け答えのレベルがアップする上に、些細な言動での失点を防げるかもしれません。これまでの面接対策の仕上げとして、「模擬面接」にトライしましょう。
ここでは、模擬面接のメリット、やり方を詳しくご紹介します。面接官役がいなくても、一人でできるやり方もご紹介してますので、参考にしてみてください。

模擬面接のメリット

緊張対策になる

転職面接では、初対面の面接官にあれこれ質問されるわけですから緊張するのが当たり前です。しかし、何度か練習しておくことで基本的なマナーや話す内容が自然と身に付き、本番で「次はどうするんだっけ?」「これであっている?」と迷うことが減るでしょう。
気持ちに余裕があると、焦ってしどろもどろになる最悪の状況は避けられます。緊張していても伝えたいことが伝えられるように、模擬面接を行ってパーフェクトな面接対策をしましょう。

一貫性のある受け答えができる

声に出して話すことを繰り返すと、要点が整理されていき、頭にストーリーが叩き込まれます。そうなると、面接で「転職理由は何ですか?」「志望動機を教えてください」などの直球質問だけでなく、面接官と会話のキャッチボールとして派生する質問にも一貫性のある受け答えができるようになるでしょう。

面接の流れを確認しよう

模擬面接の前に、「面接がどのように進行するのか」を確認しましょう。面接官役の方にも理解してもらいます。
一般的な転職面接の流れは自己紹介から始まり、退職(転職)理由、志望動機、実績・スキル(自己PRや強み)の流れで質問されます。そして最後に逆質問や希望を聞かれます。多くの企業でほぼ同様の流れになるので、頭に入れておきましょう。面接の流れについては「面接対策パーフェクトガイド」のTOPページで詳しく確認できます。

模擬面接のやり方

本番に近い環境を用意する

模擬面接では、本番に近い環境を用意できるとベターです。応募者のイス、机(テーブル)、面接官のイスを準備して、入室から面接、そして退室までの一連の流れを通してみましょう。そこまで整えられない方も、できる限り緊張感が持てるように工夫してみてください。

チェックポイントを面接官役に理解してもらう

家族や友人などの親しい人に、面接官役をお願いしましょう。面接官役の方には、面接の流れについて、質問リスト、マナーがチェックできるリストを準備しておくと良いでしょう。下記のチェックリストをぜひ活用してください。
また、本番通りに最後まで進行し、退室終了後にフィードバックをするようにお願いしておきましょう。最初はお互い照れがあるかもしれませんが、途中で遮ってアドバイスしたりされたりせず、模擬面接中は緊張感を保つように心掛けましょう。

No 模擬面接のチェックリスト
1 入室のマナーが守られているか
2 身だしなみの清潔感(髪型、爪など)
3 座り方、姿勢は正しいか
4 表情や態度に問題はないか
5 目を見て話しているか
6 声の大きさ、スピード
7 敬語に問題ないか
8 口グセ、NGワードが出ていないか
9 自己紹介は簡潔で分かりやすいか
10 転職理由がネガティブになっていないか
11 志望動機に「やりたい仕事」「応募先企業特有の魅力」があるか
12 自己PRの「何ができるかと強み」が分かりやすいか
13 質問に的を得た回答になっているか
14 逆質問は用意できているか
15 退室のマナーが守られているか
16 「入社したい」という意志が伝わったか

フィードバックを受けて、模擬面接を繰り返す

最初の模擬面接を終えたら、面接官役の方からきちんとフィードバックをもらいましょう。そして修正点、改善点を頭に入れてから、もう一度模擬面接を行います。
模擬面接→フィードバック→修正・改善→模擬面接、と繰り返すことで、基本のマナーを体が覚え、話す内容の精度が上がってより分かりやすく伝えられるでしょう。

「暗記しない」ことがポイント

模擬面接のポイントは、暗記したものを話す練習をしないこと! 暗記しようと努力することは、緊張する面接本番で「忘れた!」と焦ってしどろもどろになりかねず、逆効果です。要点(伝えたいポイント)を押さえながら、面接官と会話のキャッチボールを心掛けましょう。
面接官役の方にも、回答を聞いて自然に派生してくる質問を投げかけてくれるよう、お願いしておくと良いでしょう。変化球の質問、想定外の質問まで練習できると、「面接本番でも何とかなる」という自信が付いてくるでしょう。

一人でできる模擬面接のやり方

模擬面接をする十分な時間がない、面接官役を頼める人の都合がつかない状況もあるでしょう。そのときは、机(テーブル)の向こうに面接官がいると見立ててカメラ(スマートフォン等)を用意し、動画を撮って自己チェックする方法で試してみてください。表情や話すスピード、声の大きさといった聞き取りやすさ、話の分かりやすさのチェックをしましょう。全身を写して、入室から退室までの一連の流れを通してのマナーチェックも、欠かさずやってみることをおすすめします。
この方法なら一人でも改善点を見つけられるので、面接本番でのパフォーマンスに差が出るでしょう。
そこまでできない場合でも、発声して練習するだけでも違います。スマートフォンのアプリやICレコーダーで録音して確認したり、鏡を前に練習してみても良いですね。自分にできる方法で練習してみましょう。

「緊張」が心配な人へのアドバイス

面接では緊張して当たり前、自分だけが特別に緊張しているわけではないと考えて臨みましょう。転職面接では、人事部だけではなく、部署の上司が業務の合間に面接官となります。緊張感の全くない人よりも、緊張しつつも集中して面接に臨む姿勢を見せている人を、好ましいと感じる面接官も少なくないでしょう。
適度な緊張感はあった方が良い、と捉えて緊張することを悪とは考えないようにしてみてください。

本番を想定した模擬面接を繰り返すことで、実際にレベルアップを感じられると自信が生まれてきます。また、転職面接ではパーフェクトに話すことより、「一緒に働きたい」と思わせるような、良い印象を与えることの方が大切です。くれぐれも、完璧に暗記しようとせずに練習してみてくださいね。

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