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<20代・経験が浅い転職者への質問>良い回答例とNG例【面接対策パーフェクトガイド】

転職面接では、「仕事で大切にしていること」を聞かれることがあります。20代の若手や第二新卒者など、仕事の経験年数が少ない転職者の場合、実績や成功体験が少ないと考え、それよりも「主体性を持って取り組んできたのか」を確認しようという面接官の意図があります。また他に、「関心のあるニュース」について質問し、応募者の価値観や考え方などをチェックすることもあります。ここでは2つの質問の目的と回答のポイントを詳しく解説し、OK回答例とNG回答例もご紹介しています。ニュースに関しては、20代でなくても質問されることもありますので、ぜひ回答を準備しておきましょう。

「仕事で大切にしていることは何ですか?」

質問の目的は、「今後期待するような成果を出せそうか」の見極め

20代などキャリアが浅く、実績や成功体験を通して「入社後の働き方を具体的にイメージする」ことが難しい応募者の場合、「仕事で大切にしていること」を質問することがあります。面接官の目的は、仕事への姿勢やモチベーション、どのような努力をしてきたかをチェックし、自社や応募職種に合う価値観や人柄か、今後期待するような成果を出せそうかを判断することです。

回答のポイント

社風や職種とのマッチングが前提

質問の目的が、自社や応募職種に合う価値観や人柄か、今後期待するような成果を出せそうかを判断することですから、応募先企業の社風や職種とのマッチングを第一に考えた「大切にしていること」を選びましょう。例えば、営業職のように顧客の要望を掘り下げることが求められる職種で「常に最先端の知識を身に付け、仕事に生かすことがやりがい」というアピールをしたのでは、面接官に不安を与えてしまいます。求人情報を読み込み、企業と職種について理解を深めた上で自分の仕事ポリシーとの接点を見つけましょう。

エピソードで具体的に話す

「私が大切にしていることは〇〇です」と話すだけでは、本当かどうか面接官には判断できません。そのため、根拠を具体的なエピソードとして伝えます。さらに、全体の内容から「主体性を持って仕事をしてきた」と感じられるかどうかを意識しましょう。

これならGood!良い回答例

私が仕事で大切にしていることは「お客様のプラスアルファの満足」です。具体的には、パンフレットに記載されている商品情報以外に、商品開発にまつわるストーリーや原材料の産地、生産者に関する情報などを調べ、お客様に適宜ご紹介できるようにしています。 そういったプラスアルファの満足を感じてもらえる工夫をすることで、お客さまに名前を覚えていただき、再来店時に名前で呼んでいただけると、非常にうれしく思います。御社でも、お客様に買い物の楽しさを感じていただけるような努力を大事にしたいと考えています。

販売職から販売職への転職を目指している事例です。最初に結論を述べて、具体的なエピソードで説明できています。さらに、お客様から指名される機会が多いという効果(または実績)を加えて、説得力を持たせています。最後に「御社でも主体性を発揮して取り組みたい」と意欲のアピールできているところも、面接官に好印象でしょう。

やってはいけない!NG例

私が仕事で大切にしてることは「お客様の立場で考える」ことです。具体的には、お客様の要望をお聞きしてできる限り、ニーズに合った商品を選んでいます。

この回答例では、具体的な努力として披露している行動が接客業では当たり前のことであり、アピールになっていません。他の人と差別化できる行動を示すことが、ノウハウを持っていることのアピールになりますし、「自分で考えた行動ができる」=主体性のアピールにもなるという点を意識しましょう。

「最近、気になっているニュースはありますか?」

質問の目的は、社会人としてのアンテナ、価値観、考え方をみること

キャリアの浅い応募者には、「最近、気になるニュース」について質問し、応募者の社会情勢や業界動向等への関心の高さ、日頃からニュースをチェックしているかという社会人としてのアンテナや情報収集力を見ています。また、関心の方向や価値観、考え方などから、さらに人物像を理解しようと意図しています。面接官によっては「ここ数日で」「今日のニュースで」と指定して「日々、ニュースをチェックしているか」確認する場合もあります。社会人のマナーとして、特に転職活動を始めたら毎日欠かさずニュースをチェックしましょう。

回答のポイント

企業の業界、応募職種に関連するニュースがおすすめ

あくまでも転職面接の場なので、企業の業界、応募職種に関連するニュースを選んで、関心の高さや意欲のアピールができる話題がおすすめです。芸能やスポーツニュースは、単なるゴシップへの興味ならNGですが、仕事への取り組み方、もしくは応募先の業界・職種への意見(考察)へとつながることならばOKでしょう。
また、政治や宗教に関しても初対面の面接官を前にして話題にするのは、社会人マナーの観点からも避けるべきでしょう。

「なぜ関心を持ったのか」と「意見(考察)」の両方を伝える

面接官はニュースを知りたいのではありません。むしろ、面接官の方が詳しいことが多いでしょうから、知識を中途半端に説明すると墓穴を掘るかもしれません。ニュースの内容は簡潔にして、「なぜ関心をもったのか」と「それに対する自分の意見(考察)」の両方をあわせて伝えることが大切です。謙虚に「自分はこう考えた」と意見を中心に伝えましょう。そのためには、ニュースの背景や今後業界に与える影響を考えることが欠かせません。

これならGood!良い回答例

日本経済研究センターが今月発表していた「日本の約半分のGDPのインドが、2029年には日本を抜いて世界3位の大国になる」というニュースを見たとき、御社の中期経営計画のグローバルカンパニー化の推進で、進出する国の一つとしてインドが挙がっていたことが頭に浮かびました。インド市場を獲りに行く国際競争がし烈になり、市場調査から入ってローカリゼーションを探るといった時間的猶予はあまりなく、最初から大きなリソースを注がなければ競争に勝てないのでは、と感じました。そのため御社がどのようにインド市場でスタートするのかという点に注目しておりますし、私も御社の海外事業で大きな役割を担えるようになりたいと考えています。

直近で、応募先企業のグローバルカンパニー化という戦略とつながるニュースを押さえていて、鮮度やテーマに問題がありません。自分の考えや仕事への意欲を追加しており、入社後にどんな考え方で仕事をする人なのかイメージできるアピール例です。

やってはいけない!NG例

英総選挙で保守党が勝利して、ブレグジットが確実になったニュースです。大学時代に3カ月ロンドンに短期留学したことがあり、その時の友人からイギリスが分断している状況を聞いていて心を痛めていましたので、とにかく前に進めてみることで何かが変わればいいなと感じています。

選んだニュースに問題はありませんが、ごく個人的な感情が理由で選んだことと、意見がふわっとしていて「自分の意見がないのかも?」「新しい言葉を使いたいだけ?」という印象を持ちます。「ブレグジットが応募先の業界や企業などにもたらす影響について、私はこう考えている」といった内容が加えられると良いでしょう。

このように、採用企業は転職面接で「どんな仕事をしてきたのか」という直接的な質問だけではなく、「仕事で大切にしていること」や「関心のあるニュース」などさまざまな切り口で応募者の本質を理解しようとしています。しっかりと企業研究をして、自分が応募職種に合う価値観や人柄であること、入社後に成果を出せる人材であることを伝えましょう。

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