再就職手当とは? 受け取るための条件は?

転職する際に、せっかくなら失業手当を受給してから再就職したいと考えている方も多いのでは? しかし、失業手当の受給期間に合わせてしまうと、再就職がスムーズにいかないといったことも考えられます。そこで注目したいのが「再就職手当」。どんな制度なのか確認してみましょう。

再就職手当とは?

「再就職手当」とは、基本手当(失業保険)の受給資格を持つ人が安定した職業に就いた際に支給される手当です。 条件にあてはまる人が再就業した際に受けられる保障の一つであるため、求人広告に記載されていることはありませんが、転職を考える際に確認しておきたい手当の一つです。

安定した職業というのは、正社員など雇用保険に加入できる労働条件への就業や、自ら事業を起こして社員を雇うような場合になります。また、支給される際は、基本手当の給付残日数が所定の日数以上残っているなど、一定の要件を満たしているとが条件となります。

支給される要件には以下のようなものがあります。
・7日間の待機期間が過ぎた後に就職が決定すること
・基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上、かつ45日以上あること
・再就職先で1年以上雇用されることが確実であること
・退職前の会社(関連会社を含む)への再就職ではないこと
・過去3年以内の就職において、再就職手当、常用就職支度手当、早期再就職支援金を受け取っていないこと
などです。

また、上記の条件にに当てはまらない、アルバイトやパート従業員として就職する場合は、「就業手当」の受給対象となる可能性があります。転職の際には、失業手当と再就職手当を考慮にいれたうえで、スケジュールを立てると良いでしょう。

用語に関連した求人をチェック!

社宅ありで福利厚生が充実している正社員求人を検索Search

※掲載内容やキーワードによっては、検索結果が「0件」の場合がございます

この記事に興味がある人へのおすすめ

職務経歴書の書き方を徹底解説!職種別フォーマットあり

職務経歴書の書き方を徹底解説!職種別フォーマットあり

職務経歴書は、あなたの経歴や実績、スキルを応募企業(採用担当者)にアピールするための書類です。この記事では、職務経歴書と履歴書の違いや、正確に伝えるために必要な書き方の基本とポイントについて解説します。 さらに、やってしまいがちなNGポイントやメールや郵便で送付する際の注意点もまとめているので、初めての転職活動の方は必見です。 実際にダウンロードして使える職種別フォーマットも用意していますので、職務経歴書の書き方にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。 目次 職務経歴書とは 履歴書と職務経歴書の違い 職務経歴書を書く前にすべきこと 書類選考を通過する職務経歴書と通過できない職務経歴書の違い 職務経歴書の書き方完全マニュアル 職種別フォーマット まとめ 職務経歴書とは 職務経歴書は、あなたのこれまでの業務経験や実績、職務能力を伝えるための書類です。職種によって適したフォーマットが異なり、例えばエンジニアと事務職では全く違います。自身の職種に相応しい職務経歴書を準備して、応募企業にアピールできる業務経験やスキルを分かりやすくまとめましょう。 履歴書と職務経歴書の違い 書類選考では一般的に、履歴書と職務経歴書の提出を求められます。履歴書と職務経歴書では、採用側が知りたいと思っていることや評価基準は異なるので、それぞれに適切な書き方があります。一般的には以下のような評価ポイントの違いがあるので、チェックしましょう。 採用側が履歴書で評価するポイント 履歴書は、氏名や住所、学歴、職歴などプロフィールを示すための書類です。採用担当者は写真や履歴書の内容から、あなたの「人となり」を読み取ります。履歴書から読み取れるポイントには、下記のものが挙げられます。 手書きにする場合、丁寧さなどから人柄が表れます。適切な書き方ができているかチェックしましょう。 どんな経歴があるか 必要な資格を所持しているか 募集条件にマッチしているか 志望動機に納得できるか 組織に適応しそうか 強い入社意欲を感じられるか 負担なく通勤できるか 見やすく丁寧に書かれているか 採用側が職務経歴書で評価するポイント 職務経歴書は、あなたの経験や実績、職務能力を採用担当者へ伝えるための書類です。職務経歴書から読み取れるポイントには、下記のものが挙げられます。 どのような実績をあげたか 必要なスキル・知識があるか ど […]

転職面接のありがちNG、本当にやるべき対策はコレ!

転職面接のありがちNG、本当にやるべき対策はコレ!

転職活動で、合否を左右するポイントの一つとなる「面接」。本番でうまく答えられず、あたふたしてしまった……という経験がある人は多いでしょう。そこで、面接で起こりがちな失敗を未然に防ぐため、事前にしておくべき対策を転職の専門家に教えてもらいました。 【教えてくれた人】西澤靖夫さん 転職PRの専門家、キャリアカウンセラー、転職の個別サポート塾「ジョブレスキュー」代表 一部上場のアパレル企業、43カ国で展開する外資系企業で事業責任者、年商20数億のサービス業中小企業で営業本部長兼人事部長を経て、2014年にジョブレスキューを設立。“職務経歴書を一緒に作りながら自信をつける”という独自のサポートで、依頼人を転職成功に導いている。 転職の個別サポート塾「ジョブレスキュー」 面接対策の本質は「自分の強み」を明確にすること 具体的なエピソードを用意しておけば一貫性が出る 転職活動の面接対策というとどうしても「想定質問集」や「NG回答例」などテクニックに頼りたくなってしまうもの。しかし、採用側として多くの面接を行ってきた西澤靖夫さんによれば、「付け焼刃の回答はすぐに見抜かれる」とのこと。採用につながるポイントはむしろシンプルに「堂々としていること」なんだとか。 「自分に自信を持って堂々としているだけで、相手に頼もしい人だという印象を与えます。面接で一番大事なのは“自信を持つこと”なのです。そのためには、自分の強みを自分自身がしっかりと理解していることが大事。転職活動を始める前に自分の強みを整理し、3~5つほどに絞り込んでおくと良いでしょう。その強みをエピソードで伝えるために、これまでの職務内容や実績を振り返り、その事例を軸にして答えていくと話に一貫性が出ます。面接はセルフプロモーションの場なので、人とは違ういいところを分かってもらうための準備が必須です」(西澤さん・以下同) 西澤さんはさらに、「面接対策は職務経歴書を作成する時から始まっている」と言います。 記載することのすべてが自己PRになると思って、明確にした強みや事例を職務経歴書の中に散りばめることで、ただ職歴をなぞっただけの書類ではなく、面接でのアピールにつながる材料となるのです。 「職務経歴書に書いた内容と同じことを面接で話せば、軸がブレにくくなります。想定質問に備えた回答の練習はいいことですが、質問ごとに回答を考えると一貫 […]

この記事が気に入ったらいいねしよう!

その他のコンテンツを見る