将来あなたは仕事上、どんなことをしていると思いますか？ 今の会社で出世して、多くの部下を率いたいと思っている人。転職して違う職業に就きたいと思っている人。人それぞれ思いを抱えていると思います。その思いは10年後には叶っているでしょうか？ また世の中の若手ビジネスパーソンは、10年後にどのようなイメージをもっているでしょうか？
キャリアデザインセンターは25～34歳の若手ビジネスパーソンを対象に『10年後のあなたのキャリアイメージ』について調査を行いました（キャリアデザインレポート2012 キャリアイメージの調査）。
グラフ：キャリアデザインレポート2012 10年後のキャリアイメージ
調査によると最も多かったのは『現在の会社』で58.5%でした。2010年には『現在の会社』という回答は36.8%でしたが、2011年には53.3%に上昇。2012年ではさらに上昇しています。多くのビジネスパーソンは、10年後も現在の会社にいるというイメージを持っていることが分かりました。
『現在とは違う会社』という回答は29.8%で、前年より4.3%減少。2010年と比べると17.8%も減少。今から転職の計画を考えている人は少なくなっています。
『独立・起業・自己資産生活』は8.9%でこちらは前年より1.5%の微減。過去のデータを見ると13.2～7.7%の間で推移しており、ある一定の人たちは10年後には独立や企業、自己資金生活をする計画を立てているようです。
10年後の計画というと遠く感じられますが、実はそうではありません。今からでも少しずつ積み上げていかないと、計画は達成できません。計画を達成させるためにはどうしたらいいでしょうか？
10年後の計画を年ごと、月ごとに細かく目標を設定しよう
今回の調査にある10年後に、ある計画を立てたとしましょう。10年後の大きな計画を達成するためには段階を踏まなくてはいけませんので、10年間の1年毎の計画を事細かに決めることが大切です。
例えば10年後に起業する計画を立てたとしましょう。起業するために資金が1000万円必要であれば、その1000万円を貯める計画がまず必要になります。1年後に100万円、2年後に200万円……という風に自分で達成できる計画を立てましょう。
この1年毎の計画をさらに細かく月ごと、日ごとと考えて実行することが、10年後の計画を達成させるために必要です。
毎日の積み重ねが10年後につながる
10年後に今の会社にいる場合にも、10年後になりたい姿を想像して計画を立ててみましょう。そしてそのためにはどのような実績を残せばいいのか、そのためには何をすればいいのかを考えて、計画を立てるのです。
10年後の計画も年ごと、月ごと、日ごとと細かく目標を設定することが、計画達成の秘訣です。今日の目標に届かなければ、明日足りなかった分はがんばる。日々のがんばりの積み重ねは、必ず10年後につながっていきますよ。
