沖縄で職業を探して、移住したい。そんな思いを抱えているビジネスパーソンはいらっしゃいませんか? 海に囲まれた素晴らしい環境で仕事ができれば、生活も充実しそうですよね。しかし沖縄移住を目指して職業を探すのは、少々難易度が高そうです。
ここ最近、景気が緩やかに回復している影響で、有効求人倍率は上がっています。厚生労働省が発表した2014年12月の有効求人倍率は1.15倍。1992年2月以来の高い数字でした(日本経済新聞 2015年1月30日付)。有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す人ひとりに対する求人数。2014年12月は、ハローワークにいけば仕事を求める人の数より、求人件数の方が多かったということです。
しかし有効求人倍率も地域によって差があります。最も有効求人倍率が高かったのは東京都で1.68倍。そして最も低かったのが鹿児島県と沖縄県で0.80倍。
全国的に有効求人倍率が高くても、沖縄ではまだ仕事を求める人より求人件数の方が少ないというのが現状です。
沖縄県だけで見ると、最高の有効求人倍率!
とはいえ、沖縄県の有効求人倍率0.80倍というのは、本土復帰後の最高値。沖縄県だけで見ると、求人件数は多くなっています(沖縄タイムス 2015年1月30日付)。
では、沖縄県ではどのような求人が増えているのでしょうか?
新規求人で最も多かったのは『卸売業・小売業』で59.7%。大手ショッピングモール中心に、求人件数が押し上げられています。また『生活関連サービス業・娯楽業』は51.9%。そして『宿泊業・飲食サービス業』44.2%と続いています。
景気が良くなりつつある今、沖縄への観光客も増え始めていると予想できます。それゆえに旅行業が含まれる生活関連サービス業、宿泊業・飲食サービス業の求人件数も増えているというわけです。
「沖縄で暮らす」チャンスは今!
もし今、沖縄移住を目的に仕事を探すなら、小売業や旅行業などの経験があれば、求人件数の増加していることを考えると仕事が見つけやすいかもしれません。
それらの経験がない場合は「沖縄で生活したい!」という情熱と、今の仕事がどんなかたちで役に立つのか、大いにアピールする必要がありそうです。
全国的に求人数が増えてきている今、沖縄県の求人件数も同様に増えています。沖縄で生活してみたい方には、絶好のチャンスかもしれません。