1.高所得者層は自己分析を怠らない
高所得者層は1人の時間の使い方において高い意識を持っているもの。具体的に年収1500万円の所得者は年収500万円の人よりも『人の見ていないところで善行を積む』ということがプレジデント誌の統計で発表されました。(参考資料:プレジデント 2012年1.30号)
プレジデント誌ではそれぞれ600人ずつを対象に『ごみ拾いや善意のボランティアを意識的に行っているか』という調査を行いました。年収1500万円の人は15.3%、一方500万円の人は8.5%とほぼ2倍の違いがありました。
人間はついつい自分に甘えてしまう生き物です。しかし、日ごろから人の目に左右されることなく行動が出来る人は、高所得者層になることが多いのです。つまり、1人の時間を怠惰に過ごすことなく自分の成長のために費やせているのです。その結果、ビジネスで認められる事が多くなり、年収面で大きく差をつけることが出来るのです。
2.高所得者層は時間の使い方が違う
30代で年収3000万円を獲得した層は時間の使い方から違います。睡眠時間は平均的な30代と同じ5、6時間、学歴も高卒から一流大学卒業など幅広く存在しているのですが、時間の使い方が全く異なるのです。以下は竹内正浩氏の調べた結果を元に、皆さんには2人のサラリーマンの生活を想像してもらいましょう。(参考資料:Yucasee media 2012年11月07日)
Aさんのケース
漠然と仕事を終わらせて夜の6、7時に退社。ソーシャルネットワーク系のゲームを楽しんだりテレビを観たりして平日を過ごしている。土日はゆっくり休んで、遊ぶことばかりを考えているライフスタイル。
Bさんのケース
『言われたこと』『言われていないけどやった方がいい』仕事をする。深夜の10、11時まで仕事をすることも。自宅では仕事の本や資料を読むことも多く、休日も仕事をしているとのこと。
ここでは学歴や境遇などは考慮しないものとします。どちらが「その瞬間が幸せなのか」ということは読み手の価値観によると思いますが、10年後に年収3000万円を達成できるのはどちらかと言えば圧倒的に後者と考える人が多いのです。
この2人の大きな違いは生産的な行動にどれだけ時間を割いているかということ。仕事に対する質を考えたとき、Aさんは時間を浪費してしまっているのです。
高年収を得られるかどうかは、どれだけ生産することに向き合って時間を使えているかということ。学歴や家庭環境などの境遇よりも、仕事に対して長い時間を使えることが高年収への条件なのです。
3.高年収を得るためには時間の使い方を見直すこと
1、2の項目では、高所得者層の時間の使い方について述べました。簡潔にまとめると、費やしている時間の量だけでなく、本当に意識して仕事に対して時間を充てられたかということが重要なのです。
単純に同僚や上司の目を気にして「長時間、会社のオフィスに居た。だから、仕事をしている」と自己満足をするのではなく「仕事の時間に集中して仕事をすることが出来たのか」という部分に着目することがポイント。言ってしまえば、仕事が終わっているなら早く帰って自己研さんをした方が高年収になれる可能性は高まるのです。
現在の年収に満足していない方や、これから高年収を目指してキャリアアップしていきたいと考えている方。高所得者層の時間の使い方を参考に、自らのスキルを高めていきましょう。