みなさんは『自己投資』をしていますか? 資格を取るための勉強だったり、英語の勉強だったり、いろいろな自己投資があります。しかし実際には「どこに投資したらいいのか分からない」というのが正直なところではないでしょうか? そこで気になるのは、周りの人の動向。若手ビジネスパーソンは、自己投資にどのくらいの金額を使っているのでしょうか?
キャリアデザインセンターは25~34歳の若手ビジネスパーソンを対象に『最近1年間で自己投資した金額はどのくらいか』を尋ねた意識調査を行いました(キャリアデザインレポート2012 最近1年間で、仕事やキャリアのために自己投資した金額はどのくらいですか)。
この調査によると『3万円未満』との回答が一番多く54.5%でした。
グラフ:キャリアデザインレポート2012 自己投資調査
金額別に見ると『3~5万円未満』が16.6%、『5~10万円未満』が13.9%、『10~50万円未満』が10.8%、『50万円以上』が4.2%となっています。
このように実際に使っている金額は分かりましたが、果たしていくらぐらいを投資すればよいのでしょうか。
理想の自己投資の金額とは?
日本経済新聞は新社会人にむけて『初任給から始める堅実家計』と題した記事を掲載しました(2013年3月2日付)。タイトルどおり初任給をどのように使っていくのが賢いやり方なのかを紹介した記事ですが、この中に自己投資の割合も書かれています。
その割合とは給与の1割。国税庁の民間給与実態調査によると、勤続1~4年目の若手ビジネスパーソンの平均給与は299万円です。平均給与なら29万円ほどを自己投資に使うと良いと書かれています。理想の金額と調査の結果と比べると、自己投資に使っている金額は非常に少ないということが分かります。では自己投資になることとは、どんなことでしょうか?
いい自己投資のためには
記事では、まずは「資格取得や海外体験などを自己投資額として使い、自分を成長させる原資に使っていこう」とアドバイスしています。とはいうものの注意も必要です。
例えば資格取得といっても、ただ闇雲にいろいろな資格を取得すればいいものではありません。あなたの仕事に役立つような、関連性のある資格を選ぶことが大事でしょう。
いい自己投資は、仕事に必要な能力を身につけるためのサポートになること。あなたも仕事を円滑に進めるために必要なものに投資して、自分の価値を高めてみましょう。