賃貸アパートに不動産投資をすると、どのくらい税金がかかるのでしょうか?
最近はお金を貯金するのではなく、投資をして増やそうという動きが活発です。その中で、投資先のひとつとして注目されるのが、不動産投資です。
例えば賃貸アパートに投資をすると、税金を含めてどのくらいのお金がかかるのでしょうか?
今、不動産投資で注目を集めているのが、アパートなど一棟まるごとに投資を行う方法です。アパートなどに投資をする場合、銀行の融資が受けられることが特長。株などの場合は銀行の融資は受けられないので手元資金で運用しなくてはいけませんが、不動産投資の場合は融資を受けることで、自己資金より多いお金を投資に使う事ができます。
そしてアパート投資の魅力のひとつが、管理は管理会社に任せられること。投資をすると大家さんになるわけですが、実際の大家さんの仕事は、管理会社が行ってくれます。副業としても手間がかからないことが魅力です。
取得時にかかる税金はふたつ!
アパート一棟を購入する場合、どのような税金がかかるのでしょうか? まずは不動産を取得した時にかかる税金が『登録免許税』です。よく言われる不動産登記に関わる税金のことです。不動産登記の場合、新築と中古では税金の額が違います。
新築の場合は『所有権の保存』となり、税額は不動産価格の0.4%。一方中古の不動産を購入する場合は『売買』となり、税額は不動産価格の2%(平成27年3月31日までは1.5%)。新築と中古では物件の値段も変わってきますが、税率も大きく変わっています。
また購入後に必要になるのが『不動産取得税』。税率は不動産価格の4%(参考:東京都主税局 不動産取得税)。もしも中古の物件を購入すると、不動産価格の6%が税金としてかかることを覚えておきましょう。
必要なのは、物件を見極める目!
そして毎年必要なことが『確定申告』。家賃収入から必要経費を引いた金額に対して、所得税など各種税金が掛かります。また『固定資産税』も毎年納めなくてはなりません。
不動産投資の場合、初期投資資金は自己資金より多く使用できますが、不動産取得後はもちろん、持ち続ける限り毎年税金を納めなくてはなりません。
そこで重要になるのが、購入しようとする不動産の価値を見極めること。アパートに入居者が入ってこなければ家賃収入は得られず、投資額に見合った収益を上げる事ができないかもしれません。また、いくら新築で建てても、数年後には価値が下がります。価値が下がっても入居者がいるかどうかも重要なポイントです。
不動産投資は入居者さえ入れば、安定した収入を得られる可能性が高い投資。しかし、物件などを見極めておかないと「税金ばかりで儲からない」ということもあり得る投資なんです。