家賃の目安は年収の3分の1と言われています。初めて実家を出て部屋を借りる際には、非常に参考になる数字です。高すぎる家賃の家を借りて、生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。
ところが最近では年収があまりあがらず、家賃をあまりかけないようにする人が増えています。
まずは今、家賃にどのくらい使えるかを計算してみましょう。国税庁が発表した『平成23年分 民間給与実態統計調査』の『事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者・給与額』によると、20~24歳の平均給与額は246万6千円。この額の3分の1は182万2千円になりますので、月に使える家賃の目安は6万8500円です。
25~29歳になると平均給与額は336万2千円と大きく上がるので、月に使える家賃の目安も約9万3千円まで上がります。
この数字を見ると20~24歳の若手ビジネスパーソンは、一人暮らしをするとなるとかなり厳しい条件の物件を探すことになりそうです。特に東京で部屋を探すとなると、6万円台の物件を探すのは至難の業です。
そこで今注目を集めているのが『家賃5万円以下ドットコム』。東京23区内を中心に、格安物件を紹介する賃貸物件紹介サイトです。
都内で家賃5万円以下? 格安物件だけを取り扱うサイト
『家賃5万円以下ドットコム』は、文字通り家賃5万円以下の物件のみを扱っているサイト。街中にある不動産屋さんでは取り扱われる頻度が低い、安い物件のみを紹介しています。
不動産屋は賃貸物件を紹介することで、仲介手数料を手にしています。もしも安い物件を紹介すると、当然仲介手数料も少なくなってしまいます。故になかなか安い物件は、街の不動産屋さんに紹介されていませんでした。
そこで『家賃5万円以下ドットコム』は、不動産屋さんで紹介されていない物件を集め、仲介しています。掲載されている物件で3千件、ストックは1万6千件あるといいます。
試しに検索すると……なんと麻布十番駅徒歩1分で5万円。徒歩5分なら4万4千円という物件が見つかります。人気がある街だけに、この値段は驚きですね。
目安よりも安い家賃で、豊かな生活を
今20~25歳で平均年収を稼いでいれば、家賃の目安は6万8500円。もしも5万円以下物件に住めば月に1万8500円分、豊かな生活を送ることができます。都内に通勤しているものの、予算の都合上都外に住んでいるビジネスパーソンは格安物件に注目してみてはいかがでしょうか。会社の近くに引っ越して通勤時間を少なくすれば、仕事に集中できるかもしれません。